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海外サッカー

「プロとは思えない」「嫌われる選手になる」 クラシコで敵味方関係なく悪態つきまくったヴィニシウス、試合前の暴言で物議醸したヤマルを現地紙が強く批判!

THE DIGEST編集部

2025.10.31

 また、別の記事では具体的に、「vai tomar no culo(くたばれ)」「いつも俺だ。俺はチームを出る。出て行った方がいい」とも口走ったことがカメラで捉えられたとして、これによってこのブラジル代表選手が、2015年に制定された労働協約により、最大で5万3000ユーロ(約943万円)の罰金、もしくは2~10日の活動停止という処分もあり得ると報じた。
 
 これについては、バルサのお膝元のメディアが憎きライバルの選手をターゲットにしたということではなく、マドリードのスポーツ紙『MARCA』も、「シャビ・アロンソは71分にヴィニシウスを交代させる決断を下したが、ブラジル人は爆発した。彼は怒りを全く隠そうとせず、その態度によってベルナベウの観客からもブーイングを浴びる結果となった」と、彼の行為を強く咎めている。

「『くたばれ!』とヴィニシウスは叫び、自分が交代させられることが信じられないと何度も繰り返した。それは指揮官に対しても、そして代わりにピッチに送られたロドリゴに対しても、到底容認できない無礼な行為だった。交代に不満を抱くことと、彼が見せたような大騒ぎを起こすこととは全く別の話である」

 ただ、同メディアはヴィニシウスだけでなく、バルサの若きエースに対しても厳しい見解を示した。戦前にジェラール・ピケらとのトークショーで「マドリーは試合を盗み、不満を言い、僕の知らないことをしてくる」と発言して物議を醸していたからだ。「バルサの背番号10は試合前から主役になろうとしたが、ベルナベウのピッチ上でその姿は見られなかった」と、こちらも皮肉まじりのレポートの後で、その言動や姿勢を糾弾した。

「あれほど大きな波紋を呼びながら、実際に試合でチームに与えたものはごくわずかで、最終的には『泥棒』と呼ばれたことを許さないマドリーの選手たちに取り囲まれて試合を終えた。彼の発言は極めて深刻であり、プロのサッカー選手としても、そしてバルサのスターとしても相応しくない。リオネル・メッシ、シャビ、アンドレス・イニエスタの誰ひとりとして、あのような暴言を口にしたことはなかった。ジョゼ・モウリーニョとペップ・グアルディオラの時代ですら、そんなことはなかった」

 そして同メディアは、「ラミンには世界最高の選手になる素質が全て備わっている。それだけに、自身の発言や露出の仕方をもっと慎重に考えなければならない。そうでなければ、嫌われる選手になってしまうだろう。彼はメッシ、シャビ、イニエスタといったクレたちの『偶像』を手本にできる立場にいながら、あえて『ネイマール』のようになろうとしているのは、実に残念なことだ」とも綴っている。

構成●THE DIGEST編集部

【ハイライト動画】激戦となったクラシコは大荒れに…
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