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海外サッカー

「幻影は全て消え去った」“退化”したヘタフェにおける久保建英の「加入効果」低下を現地メディアが一斉に指摘

THE DIGEST編集部

2021.02.09

 さらにサッカー専門メディア『BESOCCER』も、「ヘタフェが“再発”」と題した記事で「久保とアレニャによって別の空気を取り込んで2連勝したが、ボルダラスのチームは以前の状態に戻った」「理想の状態は急激に去り、3戦未勝利となって、新たなスターたちの影は薄くなった」と報じ、「リーグ最少得点(17点)で失点は26を記録しているチームは、有効な策を見いだせないまま戦いを続けていく」とネガティブに綴っている。

 一方でマドリー専門メディア『REAL LIVE』は、味方の退場により59分での交代を余儀なくされたセビージャ戦での久保のパフォーマンスを数字で振り返り、「試合は0-3で落としたにもかかわらず、ヘタフェで最高の数値で印象を残した」とポジティブに評価した。
 
 ボールタッチ数23、キーパス1本、ドリブル3回(成功2回)、空中戦勝利1回、デュエル7回(勝利5回)、タックル2回(成功2回)、インターセプト1回という成績を、納得のいくものだと評価し、退場がなければパフォーマンスはより良くなったかもしれないという。

『AS』紙も前半のパフォーマンスについては、「輝きを放った」と評価したものの、一方で採点は「0」であり、チームへの貢献度は低かったことがここからも窺える。

 ヘタフェ移籍は正しかったのか? という議論が再燃しそうな状況だが、久保が所有元のマドリーに主力として戻るには、ここで結果を出すしかない。守備に忙殺される状況でも、攻撃で光る部分を見せ続ける必要があるだろう。ボルダラス監督が常に語る「久保とアレニャにはチームを変えてほしい」という期待に、19歳の日本人はどのような形で応えるのか。

構成●THE DIGEST編集部

【動画】久保建英が4試合連続で先発出場したセビージャ×ヘタフェのハイライト
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