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海外サッカー

デビュー弾で「アルプスのクロップ」の心を掴んだ南野拓実。リバプール専門メディアが「win win移籍」の有益性を主張

THE DIGEST編集部

2021.02.10

 まず同メディアは、ハーゼンヒュットル監督とリバプールのユルゲン・クロップ監督の価値観が非常に近いことを指摘。ドイツ人智将が惚れた南野には、ハーゼンヒュットル監督も早くから目をつけており、リバプール加入決定時には「本当に失望した」と語ったほどだ。また、互いにプレッシングサッカーを信奉する点も同じである。

「アルプスのクロップ」の異名を持つ指揮官の下で、南野がその力を存分に発揮できるポジションを得て活躍することは、リバプールにとってはよりチームに最適化された即戦力を迎えられるということで、まさに「ウインウイン」の状態であるということだ。

 実際に南野が「セインツ」でいかに起用されるかについて、サウサンプトンのコラムニストであるサム・ティグ氏の言葉を引用し、4-2-2-2のシステムにおいて左サイドハーフ、右サイドハーフ、FWの3つの役割が考えられる中で、南野にとっては2トップが最も負担の少ないポジションであるとしている。
 
 クロップ監督が南野の適性をセンターに見出したのと同様、ハーゼンヒュットル監督も同様の起用法を採用する結果、この日本人はロベルト・フィルミーノ、ダニー・イングスといったファイナルサードで強さと巧さを発揮する選手になれるという。

 そして同メディアは「サウサンプトンでの在籍期間が、タキにあらゆる機会を提供する」と綴り、その結果、リバプールのチーム改革において、南野が重要な役割を担うかもしれないとも予測する。

 2つのクラブでキーマンとなりうる南野。ほんの数週間で一気に彼を取り巻く状況は変化したように感じられるが、彼はこのチャンスを活かし続けて、ワールドクラスの存在へとステップできるだろうか。

構成●THE DIGEST編集部

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