また、同メディアは、古橋の“物語”がチームに対して不信感を抱いていたサポーターを「久々に楽観的にさせた」とも報道したが、スコットランド紙『Daily Record』は、元選手で現在は『BBC』のコメンテーターを務めるマイケル・スチュワートのコメントとして、移籍が濃厚とされているFWエドゥアールの穴を古橋が埋められると伝えた。

「彼がもたらしたエネルギーが他の選手にも伝染した。セルティックにとっては重要な結果とパフォーマンスだった」

　チームの“解決策”になると推挙された古橋の存在は、早くも宿敵にも目をつけられている。『BBC』は、『Sky Sports』が自社SNSに投稿した古橋の活躍を報じるニュースに対し、セルティックの宿命のライバルであるレンジャーズのスイス人FWセドリック・イッテンが「いいね（like）」を押していたことを紹介。「そのパフォーマンスで多くのセルティック・サポーターの支持を得たフルハシだが、さらに“あり得ない”ファンを獲得したようだ」と伝えている。
  　無論、SNSでは、多くのセルティック・ファンが新たなヒーローを歓迎している。「こんなホームデビューは滅多にお目にかかれない。誰もが、日本のタレントに興奮している」と記したセルティックの専門メディア『67Hail Hail』はまた、以下のような書き込みを紹介した。

「キョウゴは間違いなくスターだ」
「今まで見た中でも最高の45分間だった。キョウゴは際立っていた」
「エドゥアールにはないハングリーさと努力が古橋からは見られた」
「もうキョウゴに夢中！」
「彼のエネルギーは非現実的だ。ゴールへの意欲とファーストタッチの凄さ。さすが、アンドレス・イニエスタとプレーしていた選手だけある」

　これ以上ないスタートダッシュを切った古橋。その活躍から今後も目が離せない。

構成●THE DIGEST編集部