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日本代表

「タケはブランドとしても価値」久保&イ・ガンインが好調のマジョルカに現地紙も注目! プレー以外での“評価”とは?

THE DIGEST編集部

2021.09.09

 また、有望な4選手のうち、久保については、その加入によって日本企業のスポンサー(株式会社タイカ)を獲得するなど、すでにマーケティング面でも大きな効果が出ていると指摘。イ・ガンインについても韓国国内で高い人気と注目度を誇る選手であり、ピッチ外での貢献の可能性を示唆した。

 この見解はマドリードのスポーツ紙『AS』も有しており、マジョルカが今後はアジアのマーケティングを意識した動きを見せると予想。マジョルカは5節ビジャレアル戦、7節オサスナ戦をスペインではあまり好まれない日曜日14時開始に行なう予定だが、これは日本と韓国では21時というテレビ観戦に適した時間であるため、「経済的に重要な利益をもたらす可能性がある」と主張する。
 
「タケとガンインはいずれも、競技の見地からクラブに必要な選手だが、これに加えて彼らにはブランドとしての価値がある」とは、クラブのアルフォンソ・ディアスCEOだ。彼の「北米はラ・リーガが拡大を続けている市場であり、我々にとって“財産”である。我々は『ESPN』(アメリカのスポーツ専門チャンネル)とも契約しており、積極的に動かなければならない」というコメントから、新加入ホッペもプレー以外で重要な役割への期待が窺える。

 ゆえに、同メディアは「3人の加入は、商業的な側面を含んだ移籍であると言わざるを得ない」と記事を締めているが、クラブの規模拡大を狙うマジョルカにとっては重要な存在である彼らは、ピッチ内外でどれだけその価値を高めていけるだろうか。なお、マドリードのスポーツ紙『MARCA』のビルバオ戦でのメンバー予想では、久保はトップ下で先発出場が見込まれている。
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