かつてサムライブルーを指揮した智将の言動が、小さくない物議を醸している。
事の発端となったのは、現地時間9月1日に開かれた記者会見だ。そこでモロッコ代表監督のヴァイッド・ハリルホジッチ監督が、現チームのエースだったハキム・ジイェフを今回の代表シリーズに招集しなかった理由を辛辣に明かしたのである。
「今年6月の2試合、特に直近の試合での彼の行動に問題があった。代表チームのリーダーとして積極的に模範となるべきはずが、遅刻をしてきて、その後に自身の責務を果たすことさえ放棄したのだ。あとから議論しても意味がない。監督として私がすべき答は明白だ。
私にとって代表チームは、すべてにおいて優先されるものであり、誰もそれを脅かすことはできない。私のコーチングキャリアで、彼は初めて私を失望させる振る舞いを見せた。(不当な)怪我を口実に、試合出場を拒否したプレーヤーは彼が初めてだ」
ジイェフは現代表屈指のスター選手。それだけにハリルホジッチの発言に端を発した今回の騒動は、大きな波紋を広げた。
さらにハリルホジッチ監督は「メディカルチェックを受けた彼は、我々に『プレーできる』と言ったんだ。ところが自分がベンチスタートだと分かると、後半のウォーミングアップを拒否した。代表チームにおいて不正は許されない。100%を尽くすか、いなくなるかだ」とも断じた。一方で、一連の糾弾にジイェフも黙ってはいなかった。
会見後に自身のインスタグラムを更新した28歳の天才MFは、ピエロの絵文字とともに、「次に話すときは真実を話すべきだ……!」と投稿。ハリルホジッチ監督の発言が虚偽であると、怒り交じりに強調したのだ。
エースの主張を受け、モロッコ日刊紙『Assabah』は、「指揮官の虐待的な言動に耐えかねたジイェフが不満を露わにした。そして彼が投下した“爆弾”は、ハリルホジッチの未来を脅かしている」と指摘。さらに「一部選手に依存するハリルホジッチのチーム作りは、批判の嵐に晒されている。このチームの現状はかなり厳しい」と論じ、去就問題に発展する可能性に言及した。
構成●THE DIGEST編集部
事の発端となったのは、現地時間9月1日に開かれた記者会見だ。そこでモロッコ代表監督のヴァイッド・ハリルホジッチ監督が、現チームのエースだったハキム・ジイェフを今回の代表シリーズに招集しなかった理由を辛辣に明かしたのである。
「今年6月の2試合、特に直近の試合での彼の行動に問題があった。代表チームのリーダーとして積極的に模範となるべきはずが、遅刻をしてきて、その後に自身の責務を果たすことさえ放棄したのだ。あとから議論しても意味がない。監督として私がすべき答は明白だ。
私にとって代表チームは、すべてにおいて優先されるものであり、誰もそれを脅かすことはできない。私のコーチングキャリアで、彼は初めて私を失望させる振る舞いを見せた。(不当な)怪我を口実に、試合出場を拒否したプレーヤーは彼が初めてだ」
ジイェフは現代表屈指のスター選手。それだけにハリルホジッチの発言に端を発した今回の騒動は、大きな波紋を広げた。
さらにハリルホジッチ監督は「メディカルチェックを受けた彼は、我々に『プレーできる』と言ったんだ。ところが自分がベンチスタートだと分かると、後半のウォーミングアップを拒否した。代表チームにおいて不正は許されない。100%を尽くすか、いなくなるかだ」とも断じた。一方で、一連の糾弾にジイェフも黙ってはいなかった。
会見後に自身のインスタグラムを更新した28歳の天才MFは、ピエロの絵文字とともに、「次に話すときは真実を話すべきだ……!」と投稿。ハリルホジッチ監督の発言が虚偽であると、怒り交じりに強調したのだ。
エースの主張を受け、モロッコ日刊紙『Assabah』は、「指揮官の虐待的な言動に耐えかねたジイェフが不満を露わにした。そして彼が投下した“爆弾”は、ハリルホジッチの未来を脅かしている」と指摘。さらに「一部選手に依存するハリルホジッチのチーム作りは、批判の嵐に晒されている。このチームの現状はかなり厳しい」と論じ、去就問題に発展する可能性に言及した。
構成●THE DIGEST編集部