一方、専門メディア『football.london』の採点はブカヨ・サカ（「７」）に次ぐ２番目タイの「６」。「仲間のDFたちと迅速にパートナーシップを構築した日本代表選手は、この試合で再び堅実な守備を披露した」とポジティブに綴られたが、続いて「スローインの改善に取り組む必要がある。複数のファウルスローは、（昨季に同じミスをエミレーツ・スタジアムで晒した）エクトル・ベジェリンを彷彿とさせた」との指摘も……。
  　また、コメンテーターたちも、この試合での冨安に言及。現役時代はレスターやアーセナルで活躍した元イングランド代表FWのアラン・スミスは『Sky Sports』で、ククレジャを「左サイドで絶え間ない脅威となった」と褒め称えるとともに、昨季はヘタフェで久保建英とも共闘したこのスペイン代表と対峙した冨安については、「前半は彼にとって恐怖の時間となった」と語っている。

　加入４戦目で初めて苦戦を強いられた感のある冨安。世界最高峰のリーグといわれるプレミアリーグでの歩みとしては、これでも凄いことだが、世界的な選手に成長するためには、こういった試練は大歓迎と言えよう。

構成●THE DIGEST編集部