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海外サッカー

FA杯の早期敗退で露わになった冨安健洋の重要性。現地メディアが改めて指摘「トミヤス以外の選手では、クオリティーの低下は止まらない」

THE DIGEST編集部

2022.01.11

 同じくセドリクの採点を「4」とした日刊紙『Evening Standard』も、「トミヤスから、このポルトガル代表選手への“格落ち”はチームにとって、非常に厳しいものとなった。彼はポゼッションにおいてあまり良いプレーができず、試合を通して苦労していた」と綴り、冨安不在の大きさを強調している。

 そして、アーセナルの専門メディア『PAIN IN THE ARSENAL』はさらに低い「3」を与え、寸評では「トミヤス以外の選手が右SBを務めた場合の、ドラスティックなクオリティーの低下に対する恐れは止まることがない。どちらのサイドにおいても、セドリクの貢献度が上がることはない」として、こちらも昨夏にボローニャに加入したSBが、今やチームにとっていかに大きな存在であるかを示した。
 
 このように酷評されたセドリクだが、現在、右SBキーラン・トリッピアーをニューカッスルへの完全移籍で失ったアトレティコ・マドリーが注目を示していると報じられている。右SBでは、すでにエインズリー・メイトランド=ナイルズが今冬にレンタルでローマに新天地を求めており、もしセドリクが移籍すれば、右SBの駒は冨安以外にカラム・チェンバースだけであり、最悪の場合は左SBやCBベン・ホワイトをコンバートさせる必要が生じる。

 冨安が有能すぎるがゆえに、その不在時に大きくチーム力を落とすことを避けられる経験豊富な実力者の補強が必要と現地メディアが以前に報じていたものだが、その必要性がこの冨安欠場のフォレスト戦で、改めて強調される形となったようだ。

構成●THE DIGEST編集部

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