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海外サッカー

久保建英のマドリーでの将来はどうなる? 専門メディアは「最良の選択肢は別々の道を行くこと」と悲観

THE DIGEST編集部

2022.01.14

 現在のチームを見ても、久保はマルコ・アセンシオやロドリゴとポジションを懸けて争う必要があり、左に移動するにしてもヴィニシウスやエデン・アザールが待ち受けている。ここに今夏はパリ・サンジェルマンからキリアン・エムバペが加わる可能性もあり、久保にとっては「あまりに競争が多すぎる。ピッチで影響力を発揮するのは困難」だという。

 仮に事情によりクラブが今以上のウイングのオプションを必要とするとしても、今度はミランにレンタル中のブラヒム・ディアスらがライバルとして名乗りを上げることになる……。このような状況から同メディアは、久保が現在、レンタル選手としてのキャリアを過ごすことは理に適ったものだとしながらも、一方でいつまでこれを続けるかを考えるべき時期が来ているとも指摘する。

 そして、状況がすぐに変わることはないため、「最良の選択肢が、彼とマドリーが別々の道を行くことであるという可能性は高くなっている」と結論付け、「まだ若いものの、そのキャリアを安定させるためには、できるだけ早く将来を決める必要がある。そして全ての兆候は、マドリーから離れた彼の未来を示している」と訴えた。
 
 また、同メディアは別の記事で、マドリーの前線は中央がカリム・ベンゼマ、左がヴィニシウスで固まっているのに対し、右はまだ未確定であると指摘しているが、現在19歳のピーター・フェデリコが猛烈な勢いでアピールしており、他のウイングとは異なるプレーを見せる彼がマドリーのシステムに完全に適していると主張。だとすれば、またひとり久保にとってはハードルが増えるのだ。

 とはいえ、今季はまだ前半戦を終えたばかりであり、彼が自らの有用性を示す機会はまだ十分にある。序盤とは打って変わって厳しい状況に陥っているマジョルカを再浮上させる活躍ができるかどうか。それこそが、彼がマドリーでプレーするに値するか否かを判断する絶好の材料となるだろう。

構成●THE DIGEST編集部
 

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