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海外サッカー

南野拓実の移籍は「理に適っている」! 英メディアがリーズ入りを推挙する理由は、智将ビエルサの後を継ぐ男に?

THE DIGEST編集部

2022.03.03

 また、南野が今季限りでマージーサイドを離れると予想するのは、英国の総合メディア『HITC』も同様で、こちらは新天地候補としてあのリーズの名を挙げる。

 冬はザルツブルクのアメリカ代表MFブレンデン・アーロンソンの獲得が難しくなったところで南野にターゲットを切り替えて失敗したリーズが、ふたたび、この27歳の日本人アタッカーに関心を示し続けるのは、ビエルサの後任となったジェシー・マーシュの存在に理由があるという。

 アメリカ出身のマーシュ監督は、2019年から2021年までザルツブルクを率い、南野がリバプールに移籍するまでに22試合で起用。ここで9ゴール、11アシストを記録した彼を高く評価しており、2020年にはスポーツ専門チャンネル『ESPN』で「南野は本当に賢い選手だ」と称賛。爆発的なアスリートではないものの、抜群の戦術理解度の高さを持つと評したものである。
 
 前述のようなリバプールの状況を考えれば、同メディアは南野にとって退団は避けがたいものであると見ており、また、南野についてはリーズのフットボールディレクターであるビクトル・オルタ、マーシュ監督ともに同じ考えを持っており、「夏にこのリバプールの選手がリーズに移籍することは理に適っている」と記事を締めている。

 移籍の噂では、昨季も報じられたスペインのセビージャの名が再び浮上しているが、南野自身は先日のクラブのインタビューで「現状の自分の結果には満足していない」「ここで何かを成し遂げたい」と語ったように、ピッチ上でのプレーに集中していることだろう。

 たとえ今夏の去就がどのようなものになろうとも、大事なことは自身の価値を上げることであり、残りのシーズンでのプレーは重要なものとなる。その意味でも、現地の複数メディアが先発出場を予想している3月2日のFAカップ、ノリッジ戦でのプレーは要注目である。

構成●THE DIGEST編集部
 

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