一方、ドイツの移籍専門サイト『transfer markt』は予選敗退国の選手の市場価値に注目し、１億5000万ユーロ（約185億円）のハーランド、１億ユーロ（約130億円）のサラー……と、高い順に97人を紹介。この中に、イタリア人選手は最多の25人も含まれ、ニコラ・バレッラ、フェデリコ・キエーザが7000万ユーロ（約91億円）で３位につけた。
  　同メディアも独自に「トップイレブン」を以下のように選定しているが、市場価値の高い順というわけではなく、400万ユーロ（約５億円）のイブラヒモビッチを「最も価値のある選手のひとりではないが、その素晴らしい実績とスタートしてのパワーは、言及するに十分な理由である」として選出している点が興味深い。なお、この11人の合計市場価格は7億5400万ユーロ（約980億円）に達している。

GK：ジャンルイジ・ドンナルンマ（イタリア）
DF：ミラン・シュクリニアル（スロバキア）、ダビド・アラバ（オーストリア）、アレッサンドロ・バストーニ（イタリア）
MF：ウィルフレッド・ディディ（ナイジェリア）、マルコ・ヴェッラッティ（イタリア）、ニコラ・バレッラ（イタリア）、モハメド・サラー（エジプト）、フェデリコ・キエーザ（イタリア）
FW：ズラタン・イブラヒモビッチ（スウェーデン）、アーリング・ハーランド（ノルウェー）

　他では、日刊紙『THE SUN』の米国版も「W杯に出場しないベストイレブン」を選定しているが、こちらはGKにスロベニアのヤン・オブラク、DFにジョルジョ・キエッリーニ、MFにアルジェリアのリヤド・マフレズを加えている点で、先の２メディアとの違いが見られる。ただ、ここで紹介した以外のメディアでも、サラー、ハーランドはほぼ間違いなく含まれているという点で、“別格”と言えそうである。

構成●THE DIGEST編集部

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