マラドーナの幼馴染であり、長く彼と連れ添った元夫人のクラウディア・ビジャファニェさんは、娘同様にこのユニホームが歴史の瞬間のものではないとして、ホッジ氏に対しては「チャリティー目的ではない限り、これを競売にかけるのは罪だ」と主張しているが、同時に「これをAFA（アルゼンチン・サッカー協会）が落札するのであれば、それは良いことだ」とも語っている（アルゼンチンの日刊紙『Ole』より）。
【PHOTO】アイドル級の可愛さ！ 韓国チアリーダー界が誇る美女、アン・ジヒョンの“悩殺ショット集”を一挙チェック！ 　いずれにせよ、２週間でこの歴史的逸品の新たな所有者が決まることになるが、入札状況はサザビーズの公式サイトで確認することができる。なおこの出品のページでは、ホッジがマラドーナとユニホームを交換した際の経緯、両者の当時の回想コメントなどが紹介されている他、当時の歴史的背景（フォークランド・マルビナス紛争）も説明されている。

　また、このユニホームが急遽制作されたものであり、当初は前ラウンド（ウルグアイ戦）で使用したセカンドユニホームを着用する予定だったのが、綿素材で重く、酷暑の中では不快だったことで、スタッフがルコック製シャツを人数分揃え、エンブレム（正式なものとは異なる簡素なデザイン）と背番号を手作業で貼りつけたというエピソードの他、ここでのマラドーナらの会話など、非常に興味深い内容となっている。

構成●THE DIGEST編集部

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