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海外サッカー

アルゼンチン代表の“名勝負“5選――マラドーナの「神の手」と「5人抜き」が生まれたメキシコW杯。メッシ時代の始まりは…

チヅル・デ・ガルシア

2020.07.18

86年のメキシコW杯は、「マラドーナによるマラドーナの大会」だった。(C)Getty Images

86年のメキシコW杯は、「マラドーナによるマラドーナの大会」だった。(C)Getty Images

 強烈な個の能力を押し出し、泥臭く勝利にこだわる独自のスタイルで、2度のワールドカップ制覇(1978、86年)を成し遂げたアルゼンチン代表。その長い歴史のなかから「名勝負」をピックアップするとしたら、どの試合になるのか。南米サッカーに精通する識者に、とりわけ強烈なインパクトを残した5試合を選んでもらった。

    ◆    ◆    ◆

1986年6月22日 メキシコW杯準々決勝
vsイングランド ○2-1
得点者/アルゼンチン=マラドーナ②
    イングランド=リネカー

「マラドーナによるマラドーナのための大会」と言われた86年ワールドカップ優勝の感動は、今でもアルゼンチンサッカーの誇りとして息衝いているが、その中でも最も国民の記憶に焼き付いているのがイングランドとの一戦。82年に勃発したイギリスとのフォークランド紛争後、両国がぶつかった初めての試合とあり、アルゼンチンでは単なるゲームの域を超えた因縁の深い勝負となった。

 そんな背景から、「神の手」や5人抜きドリブルによるゴールでチームを勝利に導いたディエゴ・マラドーナはこの試合を機に国民的英雄の道を歩み始め、大会前まで支持率の低かったカルロス・ビラルド監督のチームに対する母国の人々の姿勢も180度変化した。
 
1990年6月24日 イタリアW杯決勝T1回戦
vsブラジル 〇1-0
得点者/アルゼンチン=カニージャ

 前回優勝国として挑んだ大会で、初戦のカメルーン戦でまさかの敗北を味わったアルゼンチン。正GKネリー・プンピードがグループステージ2戦目から負傷欠場となり、頼みのマラドーナは左足首の痛みに耐えながらプレーするという危機的状況にあった中、ノックアウトステージでいきなり宿敵ブラジルと対戦することに。

 圧倒された前半を終えて迎えた後半の71分、マラドーナからの絶妙なパスを受けたクラウディオ・カニージャが得意のドリブルでエリア内に攻め込み、GKクラウディオ・タファレルをかわして決勝ゴールを決めて勝利を掴み取った。このゴールからカニージャは今でもアルゼンチン国民から敬愛される存在となっている。
 

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