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海外サッカー

冨安健洋、英メディアによる「補強選手の評価」は意外にも“悪い”。「“良い”のラベルを貼るには時期尚早」の理由とは?

THE DIGEST編集部

2022.07.06

 さて、真価を問われるのは新シーズンと指摘された冨安だが、英国の総合サイト『HITC』によるアーセナルの新シーズン展望では、右SBのレギュラーに挙げられており、「アルテタ監督は、キーラン・ティアニーと冨安の両SBがシーズンを通してコンディションを維持することを望んでいる。このペアが常に起用可能であれば、ガナーズの守備はより堅牢となり、また攻撃のレベルアップにも貢献する」と期待を寄せられている。
 
 右SBといえば、昨季は母国クラブのベティスにレンタルされていたエクトル・ベジェリンがアーセナルに復帰し、先週末の親善試合イプスウィッチ・タウン戦ではキャプテンマークを巻いて出場したことで、英国日刊紙『Daily Mirror』は「エミレーツ・スタジアムのベンチに座ることを厭わないのであれば、アーセナルにまだ彼の役割は存在するかもしれない」として、アーセナルからの移籍を希望しているスペイン代表が冨安のバックアッパーとなるわずかな可能性を示唆した。

 アーセナルはまだ補強を終わらせる気はなさそうであり、現在はアヤックスの人気銘柄CBリサンドロ・マルティネスの獲得を狙っているという。これが実現した上で、ユベントスなどから関心を寄せられているCBガブリエウに4300万ポンド(約70億円)以上のオファーがあれば、アーセナルは放出を厭わないといわれており、さらにもうひとりのCBホワイトがウィリアム・サリバに取って代わられる可能性も出ているため、新シーズンの最終ラインはまた新しい顔ぶれとなるかもしれない。

 2022-23シーズン、正念場を迎えるアルテタ監督のチームにおいて、11月にカタール・ワールドカップも迎えるという難しい状況の中、2年目の冨安がどれだけの影響力を誇り、貢献できるかが非常に興味深い。

構成●THE DIGEST編集部
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