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海外サッカー

久保建英のレンタル“成長プラン”に失敗したマドリー… クラブ専門メディアは人材育成への解決策を提案

THE DIGEST編集部

2022.07.21

 ひとつ目は、今夏、久保に対してそうしたように、契約に買い戻しオプションを加え、優先交渉権や権利の半分を所有した上で、早めに売却すること。若い選手を育成するには、複数年が必要となるのが一般的だが、レンタルという形態では、失敗に終わるたびに選手の価値が下がることとなってしまう(久保がそうだったように)。
 
 2つ目は、他クラブに武者修行させるのではなく、リザーブチームであるカスティージャ(スペイン3部リーグ所属)でプレーさせること。同じクラブの中でプレーさせることで、逐次選手の状態を把握することができる上に、仮にシーズン中であってもトップチームに空きができた場合など、迅速に昇格させることも可能となる。ただ、その場合に即戦力としてすぐに適応できるようにするためには、チームがかつてのようにセグンダ(2部リーグ)でプレーできるようにするのが望ましいとも指摘している。

 最後に、選手の動きをスムーズにするため、様々なタイプの欧州のクラブと有益なパートナーシップを築くこと。マドリーからの出場機会が必要な若いタレントの受け入れ先となるクラブを見つけるということだが、ある意味、育成組織としての役割を担わせるために、関係強化のために資金援助なども行なう必要もあるという。

 現時点で、久保はマドリーの一員としてピッチ上でチームに貢献することはなかったが、もし同メディアが指摘したようなシステムの見直しに着手するとすれば、それはクラブへの大きな貢献と言えるだろう。

構成●THE DIGEST編集部
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