続いてバルセロナのスポーツ紙『MUNDO DEPORTIVO』は「ペナルティエリア付近で非常に危険な存在であり、この試合では最初に枠内にシュートを放った選手だった。その敏捷性によって、ホームチームのDF陣の仕事を難しくした」と、こちらもポジティブな内容の評価。別の記事では、「エリアをドリブルでかいくぐる才能の持ち主」と称賛し、D・シルバとの連係にも言及して「ラ・レアルのベストフレンド同士」と表現している。
  　バスクの地元紙『noticias de Gipuzkoa』は10点満点の採点で及第点となる「６」。寸評では「これまでの試合に比べて、華麗さは少なかったが、電撃的であり、プレーへの絡み方も良かった。シュートへの動きは真っすぐで、非常に速く感じられた。それらは、多くの喜びを見る者に与えた」と記された。

　対して、サッカー専門サイト『El Desmarque』はチーム２番目タイとなる「７」を与え、「非常にスピーディで、ハードワークも見せた。彼がボールを持つと何かが起こる、と見る者に思わせた。疲労が見え始めてイマノル・アルグアシル監督が交代を命じるまで、彼は多くのものを提供した」と、こちらの寸評にも賛辞が並んでいる。

　また同メディアは、この試合で決勝点をブライスが決めたことに言及し、開幕戦（カディス戦）では久保が勝利の立役者となり、チョはこのエルチェ戦でPKを誘発したことで、「加入した３選手は、すでに違いを生み出している」と今夏のクラブの補強を評価するとともに、バルセロナ戦で巧みなゴールを決めたイサクの後釜となる選手が、同様の働きを見せられるかにも興味を示した。

構成●THE DIGEST編集部
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