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日本代表

「何を恥じることがあるだろうか?」敗退に涙の三笘薫。海外メディアが貢献度を絶賛! 伊紙は「謝罪は不要だ」と指摘【W杯】

THE DIGEST編集部

2022.12.07

世界で話題となった「ミトマの1ミリ」を代表するように、今大会は身体を張ったプレーも見せた三笘。いわゆるジョーカー役としての貢献は計り知れない。(C)Getty Images

世界で話題となった「ミトマの1ミリ」を代表するように、今大会は身体を張ったプレーも見せた三笘。いわゆるジョーカー役としての貢献は計り知れない。(C)Getty Images

 また、イタリアの日刊紙『la Repubblica』は「ウインガーの三笘は日本の最も有用な武器であり、ドイツやスペインを翻弄してその守備をこじ開けた」と綴って、その貢献度の高さを強調した。

「本来なら胸を張って歩いてもいいはずの選手だが、クロアチア戦後の彼は頭を垂れ、泣きながら謝罪した。それは不必要なものと思われたが、おそらくそれが日本の文化なのだろう。しかし、彼は何を恥じることがあるだろうか?」

 所属するブライトンの地元メディアも、25歳の日本人選手に触れている。日刊紙『The Argus』は「三笘にとっては残酷な終わりだったが、彼は自身が果たした仕事に誇りを持って英国に帰ることができる。そして、彼の評判と価値は大幅に上昇した」と慰め、同じく日刊紙『Sussex Live』は「アルビオンのウインガーは、ブルーサムライのベスト16入りに重要な役割を果たし、クロアチア相手にもスピードとトリッキーさで相手を悩ませた」と賛辞を贈っている。

 そして、ブライトンのクラブ専門サイト『WE ARE BRIGHTON.COM』は「多くのブライトン・ファンがサムライブルーに親しみを覚える理由が今、分かった」と強調。「日本で最もエキサイティングな選手のひとりであった三笘にとって、このような形でW杯の戦いを終えることは悲しいことだった」とPK失敗に同情を示しつつ、日本の未来に期待を寄せている。
 
「ほとんどの中立的なファンは、サムライブルーの敗退に失望しているだろう。彼らの勇敢でエキサイティングな攻撃的サッカーのブランドがなければ、大会は貧弱なものになるだろう。日本は、三笘のような潜在的な若いスターでいっぱいのチームだ。2026年のW杯が始まる頃、この国の代表チームはその力のピークに達しているだろう」

 なお、三笘本人はクロアチア戦後、「(今後の代表入りについて)それはもう思っていますし、その気持ちがないと、そういう存在にならないといけないと思います。チームを勝たせる存在、代表でもそういう存在にならないといけないと思いますし、W杯で活躍できる選手、ベスト8に導ける選手こそが良い選手だと思います。それをこの先の4年間で、もう1回目指そうと思います」と意気込みを語っている。

 4年後、北中米大陸でのW杯を目指す代表チームの中核となるであろう、アタッカーの活躍とさらなる進化が楽しみである。

構成●THE DIGEST編集部

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