フランクフルトの地元メディアでは、日刊紙『Frankfurter Allgemeine Zeitung』が「シャルケ戦とフライブルク戦での散々なパフォーマンスによってベンチで試合開始を迎え、疲れたロデがピッチを去った後に６番ポジションを引き継いだ。彼が主に右サイドで攻撃を開始すると、バイエルンは状況の悪化を確信し、再三彼のプレーを防ぐ必要性に迫られた」と、鎌田が反撃に転じたアウェーチームにより勢いを与えたと指摘している。
  　一方、『Frankfurter Rundschau』は個別評価の記事において、彼を「及第点」の部類に入れるも、「ベンチスタートでプレー時間は30分程に限られたものの、2023年に入って最高のパフォーマンスを発揮。この試合では、プレーが非常に機知に富み、アイデアに溢れ、スマートなものだった。コロ・ミュアニの同点弾のお膳立ても偶然のプレーではなく、全てが適切だった」と、寸評は賛辞に満ちていた。

他にも、『RHEINISCHE POST』紙は「オリバー・グラスナー監督は64分に鎌田を投入すると、好感触を掴んだ。この日本人選手はすぐに、決定的にチームを後押しし、間もなくマークの緩いコロ・ミュアニの姿を見つけた」と記し、得点者同様に大きな仕事を果たしたことを強調している。

　国際スポーツ専門チャンネル『beIN Sports』は「コロ・ミュアニと鎌田の完璧なカウンター」、これでリーガ再開後は未勝利（３引き分け）が続くことになったバイエルンのクラブ専門サイト『BAYERN STRIKES』も「フランクフルトの忍耐力は69分に報われ、鎌田がボックス内にコロ・ミュアニを見つけ、見事なノールックパスを披露した」と、相手チームの好プレーに言及した。

構成●THE DIGEST編集部
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