クラブの公式サイトは、この日本人選手について「アレクサンドル・ゴロビンとのデュオでモナコの攻撃を牽引する役割を担った」と綴り、チーム１点目の場面を「ヴァンデルソンと南野の素晴らしい連係から生まれたアイデア！」「フォファナの素晴らしい縦パスから、ヴァンデルソンが南野との見事なワンツーを経て至近距離から決めた」と伝えた。

　さらに同サイトは、ヴァンデルソンを取り上げた記事においても、「新たにセレソンに招集されたブラジル人選手は右サイドで非常に活発に動き、南野との連係も助けとなって、自身がネットを揺らすこととなった。フォファナの繊細なクロスパスを胸でのワンタッチで日本人選手に渡すと、その後、楽な状況でラストパスが届いた」と、南野の優しいアシストに言及している。

　現地メディアの報道を見ると、スポーツ紙『L’EQUIPE』は、プライベートでのスキャンダルの影響を感じさせなかったベン・ヤーデルのプレーを振り返る上で、「この夏に非常に良い準備ができたことを示した南野のサポートを受け、チームを正しい方向に導いた」と綴り、この日本代表選手が重要な役割を果たしたことを窺わせた。
  　サッカー専門サイト『Made in FOOT』は、10点満点の採点でヴァンデルソン（8.5）、ベン・ヤーデル（８）に次ぐチーム３番目となる「７」を南野に示し、アシストの場面については「ヴァンデルソンは南野との連係プレーを見せ、日本人選手は賢明にボールをブラジル人選手に返した」と記述。なお、３点目に繋がった彼のプレーについては、「南野の左足のシュートは枠を外れたが、ヴァンデルソンがそれを受け、素早く完璧なクロスを送った」と報じている。

　同じくサッカー専門サイトの『football.fr』は、「ヴァンデルソン、南野、フォファナ、ベン・ヤーデルの優れた才能が違いを生み出した。技術的にも強く、より現実的なヒュッター監督の選手たちは、アウェーで勝点３を獲得して、理想的なスタートを切った」と振り返り、南野を功労者のひとりに挙げた。

　最後に、モナコのクラブ専門サイト『LA DIAGONALE』は、採点で南野に対しては「６」の及第点としたが、これはヴァンデルソン（８）に次ぐもので、ベン・ヤーデル、フォファナと同じ数値であり、ここでもやはり高い評価を下されている。

構成●THE DIGEST編集部

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