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日本代表

「他の選手たちより2段階上のレベル」久保建英、現地メディアの賛辞止まず! 2季連続の開幕戦弾に「精密なプレーの産物」

THE DIGEST編集部

2023.08.14

昨季に続き開幕戦でゴールを決めた久保。(C) Getty Images

昨季に続き開幕戦でゴールを決めた久保。(C) Getty Images

 2023-24シーズンのラ・リーガが開幕し、現地時間8月12日にはレアル・ソシエダがジローナと対戦し、1-1で引き分けた。

 本拠地レアレ・アレナでの一戦、バスクのチームは左SBのアイエン・ムニョスがドリブルで攻め上がってクロスを入れると、逆サイドを並走していた久保建英がダイレクトでゴール左に叩き込んで先制。他にも幾度か得点機を迎えたホームチームだったが、これを活かすことはできず、逆に72分に左サイドを攻略されて同点を許し、そのまま試合を終えることとなった。
 
 久保は定位置の右ウイングで開幕スタメンを勝ち取り、昨季に続いて見事にチームのオープニングゴールを決め、リーガでの通算得点数が16点に達し、乾貴士(現・清水エスパルス)に並んだ。これまでと変わらぬ積極的な仕掛けや、中央に切れ込んでフィニッシュを狙うなどの見せ場も創った彼は、74分にモハメド=アリ・ショとの交代でベンチに退いている。

 クラブはSNSで「タケ・クボの全てが素晴らしい」「ワンダフルなタケ! 他の誰でもない、レアレ・アレナで(今季)最初の得点者だ」と先制点をもたらした背番号14を絶賛し、公式サイトは「エキサイティングなシーズンは素晴らしいスタートを切った。最初の攻撃の重要な場面で、アイエンの素晴らしいパスを受け、久保が相手GKの足元を通過するゴールを決めた」と伝えた。

 現地メディアの報道では、マドリードのスポーツ紙『MARCA』が、「アイエンが左サイドを駆け抜けてクロスを送り、タケ・クボが素早く足で合わせてゴールを決めた。左足の精密なプレーの産物だ。この日本人選手は、右サイドにおいて、相手チームにとっての“毒”となり続けた。このゴールにより、ジローナはしばらくの間、無力化された」「久保のフリーのシュートに、GKパウロ・ガッサニカは一歩も動けなかった」と綴っている。

 同メディアは、昨季、彼がゴールを挙げた全9試合でソシエダが勝点3を獲得したことに触れ、今回は引き分けに終わったことで「お守り的存在の役割を奪われてしまった」と報じたが、「前半途中から敵陣でほとんどチャンスを創ることができなかったのは、おそらく14番にボールが繋がらなかったからだ」と、彼が攻撃面で重要な役割を担っていることには違いないことを強調した。
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