そんなブライトンの中で、ピンポイントのクロスでソリー・マーチの先制ゴールをアシストし、左タッチライン際でマーカーを巧みにかわしてジョアン・ペドロにパスを通し、その後のPK奪取に繋げるなど、結果に直結する働きを見せた他、多くの効果的なプレーを披露した三笘薫について、『WE ARE BRIGHTON.COM』は以下のように振り返っている。

「（同メディア独自の採点で）三笘（8.14）はペルビス・エストゥピニャン（8.57）に次ぐ、チームで２番目に高い評価となった。この２人の左サイドでの連係は、見る者に絶対的な喜びをもたらし、ルートンにはこれに対処する術がなかった。マーチの先制ゴールをお膳立てし、トリッキーなプレーでジョアン・ペドロを解放した」

　同メディアはさらに、「（ルートンの）イッサ・カボレ、マッズ・アンデルセンも、三笘には対抗できなかった。しかし、他のチームは心配しないでほしい。全てのプレミアリーグの左ウイングが、この日本の『新幹線』のように危険なわけではない」とジョークをまじえるとともに、今後に向けて以下のようにも綴っている。
  「デ・ゼルビ監督は、三笘とマーチの両選手に、それぞれ15ゴール分の貢献（ゴールかアシスト）を要求する。それを達成し、なおかつジョアン・ペドロ、アディングラ、エバン・ファーガソン、ダニー・ウェルベック、フリオ・エンシソらの価値ある貢献もあれば、『シーガルズ』は昨季の６位より、さらに上の順位を得る可能性がある」

　開幕戦で早くも結果を出した三笘は今季、より重要な存在として、より多くの仕事を求められるようだ。背番号22は世界最高峰リーグと欧州の舞台において、さらに進化した姿を見せられるか。目が離せない。

構成●THE DIGEST編集部

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