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海外サッカー

ラツィオの鎌田大地、ナポリ戦でゴール以外に見せた「さらなる活躍への期待を膨らませた要素」とは【現地発】

片野道郎

2023.09.06

ラツィオのサッリ監督は「今後もコンスタントな活躍を期待している」とナポリ戦後に語った。(C)Getty Images

ラツィオのサッリ監督は「今後もコンスタントな活躍を期待している」とナポリ戦後に語った。(C)Getty Images

 試合後、『DAZN』のインタビューで、フリーでシュートを打てる状況だったことを指摘されたインモービレは、次のように語っている。

「確かにあの場面では、僕にパスするのが正しい選択だったかもしれないね(笑)。大体、カマダがあそこからシュートを打つとは夢にも思わなかった。あの身体の向きを考えたら、そんなことは不可能にしか見えなかったからね。実際、後から映像を見たけどあれは信じられない。でも、スタッフに聞いたらカマダはフランクフルトでもああいう無理な態勢からシュートを決めていたんだってね。あの態勢から身体を捻って、あれだけ強いシュートをファーに決めるのは本当に凄い」

 シーズン初勝利に対する鎌田の貢献は、この決勝ゴールだけではない。30分にL・アルベルトが、右サイドをドリブルで抜け出したF・アンデルソンのクロスを芸術的なヒールキックで流し込んだ先制ゴールにも絡んでいる。

 自陣からのビルドアップ時に、マークについたフビチャ・クバラツヘリアを外に流れる動きで引っ張り、右SBアダム・マルシッチが一列前のF・アンデルソンにグラウンダーの縦パスを通すコースを作り出した。その落としを受けた鎌田はアンカーのダニーロ・カタルディにワンタッチで流し、F・アンデルソンがフリーで裏に抜け出す状況を作り出したのだ。
 
 鎌田がこうした形でライン際に流れて組み立てに絡むようになったのは、前半15分を過ぎたあたりから。過去2試合も含め、それ以前の鎌田は右ハーフスペースで最終ラインからのパスを引き出したり、前線から落ちてくるCFインモービレと入れ替わって前線中央に入り込む動きに注力し、ビルドアップ時に外に開く動きはほとんど見せなかった。

 しかしこの試合の序盤に、マルシッチとF・アンデルソンが鎌田に近寄って身体に触れながら、外に開いてスペースを作り出すよう身振りで要求。それを受けて、F・アンデルソンと入れ替わる形でライン際に流れたことで、先制ゴールにつながる展開が生まれたというわけだ。

 試合を重ねるごとに周囲との連携が高まっている事実は、今後のさらなる活躍への期待を膨らませる要素だ。マウリツィオ・サッリ監督は鎌田について、「プレシーズンの間に11回しかチームとトレーニングしておらず、まだコンディションが十分でない。最初は苦しんだが、段階的に上げていこうとしている。今後もコンスタントな活躍を期待している」と語っている。

 この国際Aマッチウイークでの日本代表合流が、コンディションの観点からもプラスに働くことを期待したいところだ。

文●片野道郎

【動画】ナポリ対ラツィオのハイライト!L・アルベルトと鎌田が笑顔で抱擁したラストシーンは必見!

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