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日本代表

W杯予選で大勝発進の日本代表を各国メディアはどう見たのか? 欧州、ブラジル、韓国の評価をチェック

THE DIGEST編集部

2023.11.18

 スポーツ専門放送局『EUROSPORT』のドイツ版は、「カタール・ワールドカップでドイツに衝撃を与えた日本は、上田の3得点でミャンマーに勝利」、スポーツ紙『KICKER』は「前回のW杯でベスト16に進出した日本は、ハーフタイムを迎える前には、自分たちの有利な立場に見合ったプレーを示していた」と、因縁の相手を意識する表現の後で、日本の完勝ぶりを強調している。
 
 選手個々については、ハットトリック達成の上田にオランダの複数メディアが言及しており、サッカー専門サイト『VOETBAL FLITSEN』は「フェイエノールトではまだ第2ストライカーの上田だが、日本では確実にゴールが奪えることを示した! 彼はミャンマーから3ゴールを奪い、このW杯予選の一戦で主役の役割を果たした」と綴った。

 日本同様、シンガポール相手に5-0の大勝で好スタートを切った韓国では、サッカー専門サイト『InterFootball』が「日本は、最初からコンセプトが明確だった。高いラインを形成し、ボールを保持しながら、ミャンマー・ゴールを目指し、主にサイドからのクロスでの崩しを狙った。一方、ミャンマーは守備ラインを非常に低く設定し、カウンター攻撃を基盤にして攻撃のチャンスを窺った」と、両チームの戦法を紹介し、試合については「日本がミャンマーを容易に打ち破った」と総括している。

 最後に、ブラジルの総合メディア『Globo』は今回も詳しく日本の試合をレポートしており、「大きなメンバー変更と短いトレーニングにもかかわらず、日本は最初から最後まで一度もピンチに陥ることなく、相手に一度もシュートチャンスを許すことなく、試合を支配した」と、このミャンマー戦を振り返り、以下のように個々の選手にも言及した。

「通常、格下相手の楽勝はあまり意味がないことだが、日本にとっては、チーム内競争を高めるのに役立った。出場機会を失っていた多くの選手が自分の実力を示したいと思っていた中で、鎌田や堂安は先発出場して中盤で目立ち、プレーに積極的に関与。前者は素晴らしい前半を過ごし、素晴らしいゴールもマーク。堂安は90分間、最後に自分でゴールを決めるまで、絶えず攻撃を仕掛けた。また、代表復帰の南野拓実も2つのゴールを見事にアシストし、上田にとっても大きな自信を持てる結果となった」

 個別評価では、ハットトリック達成の上田に10点満点の採点で「8」のチーム最高評価を下し、「スタメンのチャンスを最大限に活かした。序盤からどん欲にゴールを狙い、3ゴールを挙げて、その名を轟かせた」として「マン・オブ・ザ・マッチ」にも選定。続いて、堂安に「7.5」、鎌田と南野に「7」の高採点が与えられている。

構成●THE DIGEST編集部

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