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海外サッカー

「素晴らしいプレー」「ほぼ端役」 久保建英のセビージャ戦でのプレーに現地メディアの評価は二分…「以前より正確さや魅力に欠ける」との指摘も

THE DIGEST編集部

2023.11.28

 日刊紙『El Pais』は、「ソシエダは、ミケル・メリーノやマルティン・スビメンディがボールに触れるたび、相手を圧倒した。久保はほぼ端役であり、試合はピッチの反対側(左サイド)で展開された。この試合では、ラ・レアルの優位性を確かめるために、久保の存在は必要なかった」と綴り、背番号14が目立たなかったことを示した。

 バスクの地元紙『noticias de Gipuzkoa』は、10点満点の採点でチーム2番目タイの「7」を久保に付与し、「素晴らしいプレーで、彼は相手を次々と抜いていった。セビージャがハーフタイムに久保のマーカーを交代する必要性に迫られたほど、彼のプレーは相手に大きな影響を与えていた。多くのプレーと仕掛けを見せたが、今回ゴールはなかった」と、そのプレーをポジティブに総括している。
 
 ただ別の記事では、彼が以前ほどの輝きを放っていないことを指摘し、「日本人選手はこれまでに比べて少しばかり魅力が欠けている」と綴るも、その一方で「プレッシャーを受けながらのプレーや、戦略に対する柔軟性、そしてボールを持った際の忍耐力は、久保を不可欠な要素にしている」と、依然としてその存在の重要性が高いことも強調した。

 最後にサッカー専門サイト『El Desmarque』は、「以前の試合ほどプレーに正確さがなかったが、守備面でもチームのために奮闘し、幾つか素晴らしい個人プレーを披露。遠めからのシュートはクロスバーを越え、GKドミトロビッチとの1対1ではブロックに遭い、さらに試合終了7分前にも得点機も逃した。しかし、ラモスへのイエローカードを誘発した」と賛辞まじりの寸評を綴り、こちらも採点は「7」としている。

構成●THE DIGEST編集部

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