日刊紙『The Guardian』も「優れたクロス」と５点目のアシストを称賛し、『THE Sun』紙は「スローインはあまり上手くないが、クロスの技術は非常に優れている。２つのクロスが２つのゴールに繋がったことで、彼はチャンスがあればオーバーラップすることを楽しんでいるに違いない」と綴り、採点では守備陣で単独最高、チーム全体では２番目タイの「７」を与えている。

『Daily Mail』紙は、この一戦でのアーセナルがCLの歴史において、前半で５点以上のリードを奪った初のイングランド・クラブであり、異なる５選手が得点を決めた最初のチームでもあることを紹介し、これに冨安が「２つのアシストを記録した」ことで大いに貢献したと称賛。そして、同メディアはウーデゴーへのクロスよりもマルチネッリへのパスを評価し、「それは間違いなく、この試合における最高のパスだった」と絶賛した。

　続いて、『Evening Standard』紙は「冨安はサカとの電撃的な連係によって輝いた」と題した記事において、「ガンナーズのSBは、大勝利によってより重要な役割を担うことを求めている」と記述。そして、個別評価では最高タイの「９」とし、「前半を、マルチネッリへのロングパスと、ウーデゴーへの素晴らしいクロスという２つの優れたアシストで終えた。右サイドで相手に真の脅威を与えるオーバーラップを見せ、ハーフタイムに交代した」と、冨安の45分間を総括している。
  　サッカー専門サイト『90min』も同じく「９」を与え、「攻撃面で複数の決定的な貢献を果たした。非常に良い仕事の後、ハーフタイムで交代」と振り返り、『football.london』は「日本代表選手の２アシスト。最初のアシストについては、彼がどれほど意識していたかは定かではないが、２つ目のアシストは献身的なオーバーラップに対する報酬だった」と評し、こちらも「８」の高採点を与えた。

　そして、アーセナルのクラブ専門サイト『PAIN IN THE ARSENAL』も守備陣で単独最高となる「８」を背番号18に与え、「素晴らしかった。精力的なオーバーラップが相手に問題を引き起こし、２つのアシストを記録。マルチネッリへのアシストは素晴らしいパスだったが、彼はそれを意図していたのだろうか？」と寸評を綴っている。

　なお、対戦相手ランスの母国メディアでは、スポーツ紙『L’EQUIPE』が、採点でマルチネッリ、サカと並ぶ「８」の最高点。サッカー専門サイト『Made in FOOT』はチーム２番目の「７」、そして『maxifoot.fr』もチーム２番目となる「８」の高採点で、「ベン・ホワイトに代わって再び先発起用された冨安は、指揮官の信頼に応えた。彼の右サイドでの走り込みやクロスは、ランスに非常に大きな痛手を与えた。味方のゴールに繋がる２つの素晴らしいパスも、その一例である」と寸評も終始ポジティブな内容となった。

構成●THE DIGEST編集部

【動画】ACLで大規模乱闘事件が発生！ ブリーラムFWが浙江FC選手に危険な締め技も！