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海外サッカー

コンテの監督就任報道について各メディアや識者からは「ミランにとってハードルが高すぎる」と異論! ミラニスタからは「拒絶反応」も

THE DIGEST編集部

2024.02.01

 また、ミランのクラブ専門サイト『sempremilan』も、この合意報道を伝えた記事の最後で「我々が持っている情報では、コンテの厳しい性格や戦力補強や給与に対する要求の高さなど、様々な要因によって、ミラン首脳陣が検討している候補者ではないと言わざるを得ない」と綴っている。

 日刊紙『Tutto Sport』は、「もしパルマ出身の指揮官(ピオーリ)が来季もミランを率いることになれば“驚き”ではあるが、彼が来季いっぱいまで契約を残しているため、今季後半戦で説得力のある結果を残せれば、ロッソネーリのベンチに座り続ける可能性はある」と、こちらもまだ様々な可能性があると示唆。ただ、「ピオーリが退任する場合は、コンテとモッタが主要な後釜候補となる」という。

 しかし同メディアは、コンテについては『sempremilan』の主張と同様、招聘には高いハードルが存在することを指摘。その一方で、モッタは「給与は比較的低めで、さらにミランの来季の主要補強ターゲットのひとりであるFWジョシュア・ザークツィーと強固な結びつきを持っているエキサイティングな新進気鋭の監督だ」として、このブラジル出身の元イタリア代表MFが適任であることを強調した。
 
 スポーツ紙『Gazzetta dello Sport』は、コンテの就任をミラニスタがどう考えているかに関心を示し、彼らのSNSの一部分を紹介。それらは「コンテ? 戦術は古くさいし、守備的だ! ミランには革新的で輝かしいアイデアを持つ、ロベルト・デ・ゼルビ(ブライトン)のような人物が必要だ」「コンテの到来は、ミランのプロジェクトを台無しにする」「彼の軍事的な指導は、ミランの選手には適していない」「信頼できない」と拒絶の投稿ばかりだが、同メディアは「同じぐらいコンテを支持する者もいる」と断りを入れている。

 ミランの監督候補には、他にもリーグアンのニースを率いるフランチェスコ・ファリオーリやフィオレンティーナのヴィンチェツンォ・イタリアーノらの名前も挙がっている。また、ミラン首脳陣の中での人事にも様々な噂が流れており、これによっても様々な動きがあり得るだけに、今後も注目する必要がありそうだ。

構成●THE DIGEST編集部

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