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海外サッカー

「メッシ欠場に対する報復だ」中国での親善試合中止にアルゼンチン・メディア愕然! 香港出ず→神戸戦出場の騒動は「物議を醸す」と指摘

THE DIGEST編集部

2024.02.11

香港での試合を欠場したメッシは神戸戦で途中出場した。写真:金子拓弥(THE DIGEST写真部)

香港での試合を欠場したメッシは神戸戦で途中出場した。写真:金子拓弥(THE DIGEST写真部)

 ところが、中国・香港のサッカーファンの怒りの拍車をさらにかける事態が起きた。香港選抜戦から3日後、日本で行なわれた神戸戦で脚を故障していたメッシが60分から途中出場を果たしたのだ。スーパースターは巧みなボールさばきで、国立競技場に集まった日本のサッカーファンを大いに沸かせ、復調をアピールした。

 当然、スーパースターが躍動するプレーを間近で見られなかった香港のサッカーファンは怒りが爆発。メッシのSNSのコメント欄には中華圏の言語や英語による誹謗中傷が相次いだ。中国メディア『捜狐』は「香港遠征では、メッシのファンに対する態度があまりにも酷かった。メッシは60分に途中出場して、日本のファンを喜ばせた。ふざけているのか! この違いは本当に残念だ」と非難。香港での振る舞いを猛烈に批判した。
 
 アルゼンチン最大の全国紙『clarin』はメッシが香港選抜との親善試合を欠場した余波が、代表チームの活動にまで影響していると懸念を示している。同紙は「アルゼンチン代表の中国遠征が危機に瀕している」と報じ、中止発表に衝撃を受けている。

 加えて、騒動の要因を分析。「コパ・アメリカへの準備期間として予定されていたナイジェリア戦、コートジボワール戦の2試合が中止決定された。カタールW杯のMVPが東京で行なわれたヴィッセル神戸との親善試合で30分間プレーしたことも物議を醸している」と言及。日本でのプレーが試合中止の引き金のひとつになったと指摘している。

 親善試合におけるスーパースターの出場・不出場を巡る騒動の余波は、いまだ収まる気配がない。

構成●THE DIGEST編集部

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