専門5誌オリジナル情報満載のスポーツ総合サイト

  • サッカーダイジェスト
  • WORLD SOCCER DIGEST
  • スマッシュ
  • DUNK SHOT
  • Slugger
海外サッカー

「重要な6試合」を前に…三笘薫はじめ負傷者の多さにデ・ゼルビ監督が嘆き。専門メディアもブライトンの深刻な状況に注目

THE DIGEST編集部

2024.02.26

 悲壮感を抱かせる指揮官のコメントだが、スポーツ専門メディア『The Athletic』が「2月28日からの20日間にわたる3つのコンペティション(プレミアリーグ、FAカップ、EL)における6つの試合は、ブライトンの今季を決定づける」と指摘したように、「シーガルズ」は間もなく、重要な試合を連続で迎えるだけに、これも致し方のないことだろう。

 負傷者続出の要因は、やはり1901年設立のクラブにとって今季が初めて欧州カップ戦出場権を獲得したことによるハードスケジュール、試合過多にあると、多くの現地メディアも見解を示しているが、良い見方をするのであれば、ブライトンが大きなステップアップを果たした証とも言える。これを複数シーズン続けていくことで、真の強豪クラブへと進化できるわけであり、その意味でも彼らにとって今季残りのシーズンは非常に重要なものとなる。

 サッカー専門メディア『Football365』は、今季負傷者の多さに苦しんでいるリバプールを取り上げる中で、彼ら以上に深刻な状態に陥っているライバルたちの名を挙げ、ニューカッスル、チェルシー、マンチェスター・ユナイテッドとともにブライトンにも焦点を当てている。
 
「デ・ゼルビ監督は欧州カップ戦に出場する上で、信じられないほどの数の素晴らしいタレントを擁していたが、その後は多くの問題に対処することを強いられた。今季のプレミアリーグで最も長くプレーしているパスカル・グロスですら筋肉の負傷で数試合を欠場したが、それでも彼のチームメイトとは比較にならない」

「ブライトンは一時期、5人もの異なる膝の負傷者に対処しており、エンシソ(すでに復帰)とソリー・マーチ(復帰予定は5月)は長期の欠場の真っただ中にいた。また、三笘、ジョアン・ペドロら、多くの選手が現時点で不在だ。フィットネステストでは上位にいたミルナーですらメンバーを外れており、離脱期間はそのキャリアにおいて最長となるだろう」

 今季、鮮烈なデビューを果たした18歳のジャック・ヒンシェルウッドが2月に足首の重傷で長期欠場を余儀なくされたのは、まさにデ・ゼルビ監督を見舞った“災難”を象徴しているが、この苦難をブライトンは乗り越えられるか。そして、三笘がいつ復帰し、窮地のチームの救世主となれるかどうかも注目されるところだ。

構成●THE DIGEST編集部

【動画】リバプールの遠藤航、120分に渡り攻守に大奮闘! タイトル獲得に貢献!
NEXT
PAGE

RECOMMENDオススメ情報

MAGAZINE雑誌最新号