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海外サッカー

アーセナルの冨安健洋、今週末の復帰を専門メディアが予想! 怪我の再発や駒不足の懸念が指摘されるも「SBの補強は優先事項ではない」

THE DIGEST編集部

2024.03.06

 今季の冨安のポジションといえば左SBだが、定位置争いのライバルであるオレクサンドル・ジンチェンコも同じくふくらはぎの負傷で戦線離脱中であり、CB、SBとしてのプレーが可能なユリエン・ティンバーも膝を痛めているという状況にある。こうなると、新たな戦力の補強の必要性が高くなりそうだ。

 米国のスポーツ専門サイト『The Athletic』は、今夏の移籍市場においてアーセナルがストライカーの獲得を優先するとされていると報道。これは、高い攻撃力で多くのチャンスを作りながらも、これを得点に結びつけられない試合が続いたからで、具体的にベンヤミン・シェシュコ(RBライプツィヒ)、ヴィクトル・ギョケレス(スポルティング)、エバン・ファーガソン(ブライトン)らの名前が獲得候補に挙げられている。

 しかし、アーセナルが直近の5試合のうち4試合で大量得点を奪っていることもあり、今ではこの方針に疑問が生じているとされ、むしろブカヨ・サカの疲労を防ぐためのサイドプレーヤー、さらにはセントラルMF(候補はレアル・ソシエダのマルティン・スビメンディ)、そして「ジンチェンコと冨安が頻繁に負傷しているため」(同メディア)SBを含めた守備の人材の補強が必要なのではないかと指摘した。
 
 ただ、最終的に同メディアは「昨年12月の得点力の落ち込みが示しているように、スイッチひとつでゴールが難しくなるという問題を抱えている」ことから、やはりストライカーこそが「アルテタ監督にとってのラストピース」と結論づけ、SBについては「優先事項ではない」として、冨安らが復帰さえすれば、強力な布陣を組めると見ているようだ。

 その実力に何ら疑問はない冨安だが、昨季とは逆に、ここから重要な局面に突入するチームのために継続して役立つことができるのか。あてにならない戦力との見方がさらに強くなってしまうのか、存在感を高めてさらにその価値を高めるか、ここから正念場を迎えることになりそうである。

構成●THE DIGEST編集部

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