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Jリーグ・国内

「心の復興は終わることはありません」楽天、ベガルタ、89ERS、いわきFC、モンテディオ、グルージャ、ブラウブリッツ… “3.11”に決意新た「大震災を経験したクラブだからこそ」

THE DIGEST編集部

2024.03.12

 Jリーグ・いわきFCの大倉智社長は、「このクラブは、東日本大震災がなければ設立されていません。つまり、ここで働くことも、皆と出会うこともなかったわけです。それぞれが、それぞれの想いを黙祷に捧げてください」とメッセージ。「私たちはスポーツの力を信じて、謙虚に貪欲に邁進してまいります」と決意を新たにした。

 Jリーグの福島ユナイテッドは、「決して忘れることができない特別な日。今日に至るまで、尊い命を失われた方々のご冥福をお祈りし、謹んで哀悼の誠をささげます。選手、スタッフ一同、福島でサッカーができる喜びと日ごろの感謝の気持ちを忘れず、地元のみなさまに寄り添いながら、これからも活動を続けてまいります。大震災を経験したクラブだからこそできることがあると信じて」と声明を発表した。

 Bリーグの福島ファイヤーボンズ、Jリーグ・モンテディオ山形は選手・スタッフが黙祷を捧げる姿を追悼文とともにXに投稿。パスラボ山形ワイヴァンズは、「忘れられない日、忘れてはいけない日から13年。多くの被災された皆さまへ心よりお見舞い申し上げます」とポストした。Jリーグ・グルージャ盛岡の秋田豊社長は、「現在でも岩手県では1000人以上の方の行方がわかっておらず、今も悲しみに暮れている方がいらっしゃるかと思います。それでも、復興への道を一歩一歩進んでいる東北地方・岩手県を、サッカーを通じて更に盛り上げていくことが我々の使命だと思います」と力強く表明した。
 
 Bリーグ・岩手ビッグブルズの水野哲志社長は、「ハード面の復興は着実に進んでいますが、心の復興は終わることはありません。寄り添えるクラブになれるように、岩手に最高の笑顔の花が咲きますように」と思いを馳せた。また、ラグビーリーグワンの日本製鉄釜石シーウェイブスは、「震災により亡くなった多くの尊い命に追悼の意を表し、震災の教訓を伝承するとともに、これまでの復興に向けた歩みの中で得られた多くの絆を大切にし、一人ひとりの大切な人に想いを寄せ、ふるさと釜石、ふるさと岩手、ふるさと東北で生きていきます」とコメントを発表している。

 Jリーグのブラウブリッツ秋田は、「ホーム開幕戦(3月16日)は、折しもベガルタ仙台を迎えます。同じ東北のチーム同士、他5チームとも東北を盛り上げられるよう切磋琢磨してまいります。引き続き、スポーツを通じた街づくり・夢づくり・人づくりという理念のもと、今後も東北の地に根付くクラブとして地域の希望となれるよう、活動を続けて参ります」と表明。Bリーグ・秋田ノーザンハピネッツは、「スポーツが与えてくれる喜びや感動、熱くこみ上げる気持ちや悔しさは、私たちの生きるエネルギーになるはずです。その機会を多くのみなさまにご提供できるよう、今後もクラブ一同全力で活動してまいります」とXにポストした。

 Jリーグのヴァンラーレ八戸は選手の黙祷写真とともに、「今、この地でサッカーができることに感謝を」とXに記載し、JFLのラインメール青森は「サッカーができることに感謝を忘れず、昇格に向けて、クラブ一同精進いたします」、Bリーグ・青森ワッツは「バスケットボールを通して東北を盛り上げていければと思います」と投稿した。

 さらにJリーグの鹿島アントラーズも「あの日を忘れずに、そして、能登半島地震への思いも胸に。フットボールがある日常と幸せをかみしめ、これからもともに歩んでいきましょう」と表明し、Jリーグ・水戸ホーリーホックは「被災地のクラブとして、当たり前の日常への感謝の想いを心に刻み過ごしていきます」と決意を表している。

構成●THE DIGEST編集部

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