もはやBチームでは突出した存在で、来シーズンのトップチーム定着が期待されるが、とはいえまだ19歳。CBは経験がものをいうポジションだ。ミスを犯すどころか、ファウルを取られることすら珍しいクバルシはあくまで例外で、フェイに関してはクラブも「じっくり育てていく」方針だ。昨夏のプレシーズンツアー中に指導したトップチームのコーチも、そのポテンシャルの高さを認めながらも、まだ戦術的に粗削りな部分があることを認めていると、前述の『Relevo』は伝えている。
加えて冒頭で触れたように、CBのポジション争いは熾烈を極める。ただその一方で、バルサが金欠であることは周知の通りだ。「主力選手の売却の必要はない」。ジョアン・ラポルタ会長は相変わらず強気な発言を続けているが、内情をよく知るラ・リーガのハビエル・テバス会長は、今夏にバルサがそれなりの補強を行ないたければ、ビッグネームの売却は不可欠と明言している。
その候補の1人に浮上しているのがアラウホで、CBの充実した陣容が「売却容認派」を後押ししている。同じことはマンチェスター・ユナイテッドを筆頭にプレミアリーグやリーグ・アン方面から熱視線を浴びているフェイにも言える。契約解除金は4億ユーロ(約656億円)に設定されており、すべては首脳陣の考え次第だが、220万ユーロ(約3億6000万円)で獲得した無名の若手を、現地で報じられているように2500万~3000万ユーロ(約41億~49億円)で売りさばくことができれば、ビジネス的には大成功だ。
加入から1年も経っておらず、トップチームではデビュー前でありながらも、ピッチ内外で何かと注目を集めるフェイ。バルサBに現われた新怪物候補は、スケール感も伸びしろも十分だ。
文●下村正幸
【動画】パリSGがバルサに逆転勝利! CL準々決勝第2レグハイライト
加えて冒頭で触れたように、CBのポジション争いは熾烈を極める。ただその一方で、バルサが金欠であることは周知の通りだ。「主力選手の売却の必要はない」。ジョアン・ラポルタ会長は相変わらず強気な発言を続けているが、内情をよく知るラ・リーガのハビエル・テバス会長は、今夏にバルサがそれなりの補強を行ないたければ、ビッグネームの売却は不可欠と明言している。
その候補の1人に浮上しているのがアラウホで、CBの充実した陣容が「売却容認派」を後押ししている。同じことはマンチェスター・ユナイテッドを筆頭にプレミアリーグやリーグ・アン方面から熱視線を浴びているフェイにも言える。契約解除金は4億ユーロ(約656億円)に設定されており、すべては首脳陣の考え次第だが、220万ユーロ(約3億6000万円)で獲得した無名の若手を、現地で報じられているように2500万~3000万ユーロ(約41億~49億円)で売りさばくことができれば、ビジネス的には大成功だ。
加入から1年も経っておらず、トップチームではデビュー前でありながらも、ピッチ内外で何かと注目を集めるフェイ。バルサBに現われた新怪物候補は、スケール感も伸びしろも十分だ。
文●下村正幸
【動画】パリSGがバルサに逆転勝利! CL準々決勝第2レグハイライト
関連記事
- 「貢献はほとんどなかった」 2日間の練習のみで後半途中出場の久保建英に対して現地メディアの評価は軒並み厳しめ…「相手に恐怖感を与えた」との賛辞も
- 「“負け組”の伝説に終止符」ブンデス初制覇のレバークーゼン、万年2位の歴史ついに終焉! 栄冠を逃してきたチームには屈辱の呼び名も
- 旗手怜央&古橋亨梧の鮮やかなアベック弾に現地メディアが好反応! 「日本代表コンビによる2本の見事なフィニッシュ」
- 「世界で9番目に価値の高い23歳以下の選手」久保建英の去就について現地メディアが様々な可能性を示唆! トルコ紙はギュレルが代役としてソシエダ加入と報道
- 「直近8試合で3得点も驚きはない」ブライトン大不振への三笘薫不在の影響を現地メディアが指摘! 今なお上位にランクインしている項目とは!?