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海外サッカー

前田大然、優勝に王手をかける大一番で「素晴らしいタッチ」から決勝オウンゴールを誘発! 守備での貢献にも「チームが必要としていた働き」と賛辞

THE DIGEST編集部

2024.05.12

 そして『Daily Record』紙は、「前田は最初の10分でタバニアからボールを奪い、抜き去るなど、素晴らしかった。彼の猛烈なスピードが、セルティックに一時的な余裕をもたらすランドストラムのオウンゴールを引き起こした。日本人選手は、最後まで頑張った」と、勝利の要素のひとつとして前田の存在を挙げた。

 採点に戻ると、『The Herald』紙は「7」で、「いつものように彼のエネルギーがレンジャーズのキャプテンであるタバニアにとって頭痛の種となるという、素晴らしい試合のスタートを切った。ランドストラムがセルティックの2点目を献上した際には、この日本人選手は素晴らしいボールタッチとクロスを提供。そして得点はオフサイドで無効とされたが、それでも彼はパーティーに多くをもたらした」と、終始ポジティブに評した。

 同採点の『THE SCOTSMAN』は、「以前の試合と比べると、タバニアに対してのプレーは致命的ではなかったが、彼の速さはチームに2点目をもたらし、後半には2つのオフサイドで得点を取り消された。そのエネルギーは、レンジャーズの守備陣にひと時の休息すら与えなかった。ゴールを祝ってスタンドに飛び込んだことで警告を受けた」と総括している。
 
 スポーツ専門サイト『GIVEMESPORT』は、「ホームチームのウイングとして活躍した日本代表選手は、チームの2点目でタバニアを翻弄した後、ペナルティーエリアで低いクロスを入れ、これをランドストラムが自陣ゴールに押し込んだ。その努力に対する最低限の報酬となるはずだった後半の2度のゴールは、オフサイド判定で取り消された」として、こちらも採点は「7」を付与した。

 サッカー専門サイト『Football Insider』も同採点で、「タバニアの脅威を無力化するだけでなく、その直線的なランニングと執拗なプレッシングにレンジャーズが対処することは不可能だった。彼は前半に素晴らしい低いクロスでオウンゴールを誘発。2つのオフサイド判定で得点シートに名前を刻めなかったのは不運だ」と、多彩な貢献ぶりを挙げている。

 最後に、地元グラスゴーの総合メディア『Glasgow World』はチーム最高タイの「8」を与え、「驚異的な仕事を全開。タバニアをスピードで圧倒し、素晴らしいクロスでオウンゴールを誘発した。ブレンダン・ロジャーズ監督が望むプレースタイルにとって非常に重要な存在となり、ニコラス=ゲリット・クーンの代わりに前田を先発させた指揮官の判断は正しかった」と賛辞を贈った。

構成●THE DIGEST編集部

【動画】レンジャーズDFのオウンゴールを誘発した前田大然のクロス
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