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海外サッカー

「アクロバティック」「奇跡的」久保建英の“離れ業”アシストを現地メディア激賞! MVP選定も「チケット代を払うのに値する」

THE DIGEST編集部

2024.05.17

 続いて、バルセロナのスポーツ紙『MUNDO DEPORTIVO』は「久保はギリギリのところでボールに飛び込んだ」とアシストの場面を振り返った他、22分の鮮やかなドリブル突破を「素晴らしい個人プレー。久保が2人をかわして突進した。この日本人選手は、この瞬間を楽しんでいる」と伝え、この試合のMVPに選定して、さらに以下のような寸評でも彼のプレーを「アクロバティック」と表現して賛辞を贈った。
 
「A・シウバへのアシストは、絶対的な才能によるものだ。ボールがライン外に出てしまうのを防ぐため、アクロバティックな姿勢で飛び込み、アウトサイドでパス……。彼は攻撃を仕掛け、ドリブルで仕掛け、アルバロ・オドリオソラにパスを送り、バレンシアが攻勢の際には守備にも努めた。そのパフォーマンスも向上している」

『SPORT』紙も「素晴らしいアシスト」と称え、日刊紙『EL PAIS』は「久保はバレネチェアからクロスが入るのを信じて走り、ボールの落ち際でマイナスに折り返し、A・シウバが無防備の状態で押し込めるようにした」と、それぞれ久保の決定的な仕事を報じている。

 地元バスクの日刊紙『noticias de Gipuzkoa』は、「バレネチェアのクロスが長すぎたが、久保の難しいタッチが彼を救った」として、このプレーを「ミラクル」と表現。個別評価では、10点満点でチーム最高タイの「7」で、最優秀選手はミケル・メリノを選定したものの、久保に対しても賛辞が並んだ。

「アシストのプレーを見るだけでも、チケット代を支払うに値した。前の週よりもはるかにアクティブでエネルギッシュだったが、オドリオソラとの連係には苦労した。久保は、決してトライすることを止めなかった。そしてこの試合で、彼は相手選手から蹴られまくった」

 最後に、サッカー専門サイト『EL DESMARQUE』は、「久保、ソシエダの真の悪魔」と見出しを打ち、「敵陣ペナルティーエリアでは、左SBディミトリ・フォルキエを翻弄し続け、メリーノ、オドリオソラ、バレネチェアと連係して頻繁に攻撃を生み出し、レアレ・アレナの観客を興奮させた」と、そのプレーを総括。個別評価の採点は及第点の「6」止まりで、こちらはネガティブな面にも言及している。

「到達不可能に思えたボールに追いつき、A・シウバのシュートにボールが繋がり、ゴールが生まれた。彼には何かを証明したいという強い意欲が見られたが、それがゆえに時折個人プレーに走りすぎた。それでもソシエダの攻撃は、彼を通して展開された」

構成●THE DIGEST編集部

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