一方、マドリー側ではクラブ専門サイト『Defensa Central』がAIによる予想を紹介。EURO2024をもっての現役引退を発表した中盤の名手トニ・クロースのラストマッチ、またMFオーレリアン・チュアメニの欠場が明らかにされているこの一戦について、やはりウェンブリーの勝者となるのは、カルロ・アンチェロッティ監督のチームだという。
その予測によれば、「マドリーがロンドンで15回目の優勝を飾る可能性は『59%』。90分で勝敗がつかずに延長戦に持ち越される(マドリー勝利)確率は『22%』だ。一方、ドルトムントのビッグイヤー獲得の可能性はマドリーのそれを大きく下回り、わずか『19%』しかない」という。
続いて、中立な立場から英国の日刊紙『Evening Standard』は、「今季、ノックアウトステージでは信じられないようなドラマが繰り広げられているだけに、CLの試合を予測するのは簡単ではない。ドルトムントはアトレティコやパリSGといった強豪を退けて見事に決勝に進出したが、ロンドンでの決勝は苦しいものになるかもしれない。マドリーは、そのプレー内容に関わらず、非常に打ち負かすのが難しいチームであり、全てが再び彼らの勝利を指し示しているようだ」として、「マドリーが3-1で勝利」と予想した。
このように、一様にマドリー有利が大勢を占めているが、スポーツ専門チャンネル『ESPN』のミゲル・シモン記者は、「ドルトムントがCLで優勝できる理由とは?」と題した記事で、今季のブンデスリーガ5位のチームがラ・リーガを制したチーム相手に偉業を達成できるという根拠を挙げている。
同記者は、「エディン・テルジッチ監督率いるチームが勝利を掴めるか否かは、好機を見逃さずに得点することに懸かっている。先制点が非常に重要であり、とりわけ強力な相手に対して、それは決定的だ。マドリーの攻撃を最小限に抑え、自分たちの最高のプレーを見せ、逆に相手にはそれをさせないようにする必要がある」と指摘し、実際に今季のCLで彼らがそういった戦いをグループステージから実践してきたことを、試合ごとに振り返った。
その上で、その戦力にも言及し、「マッツ・フンメルスとニコ・シュロッターベックのCBは非常に優れている」としながらも、ドルトムントの守備の強さは中盤によるところが多いとして、「エムレ・ジャンとマルセル・ザビツァーが良いデュオを形成し、パリSG戦ではジェイドン・サンチョとカリム・アディエミも攻撃面の貢献だけでなく、献身的な守備を見せた」と綴っている。
また、前線については「ニクラス・フュルクルクは絶対的なゴールゲッターではないが、存在感があり、フィジカルが強く、ボールもキープできる他、空中戦で相手を圧倒して、ドルトムントの今季を形成する重要なゴールを幾つか決めている」として、マドリーを苦しめることができる要素は揃っていることを強調した。
前述の通り、マドリーはクロースのクラブレベルにおける現役最後の試合であり、一方のドルトムントは長く攻撃の中心として君臨してきたマルコ・ロイスがこの一戦をもって退団することが決定している。彼ら偉大なレジェンドの最後の雄姿がピッチ上で見られるかも見どころのひとつとなる一戦、果たしていかなる結末が待っているのか。
構成●THE DIGEST編集部
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その予測によれば、「マドリーがロンドンで15回目の優勝を飾る可能性は『59%』。90分で勝敗がつかずに延長戦に持ち越される(マドリー勝利)確率は『22%』だ。一方、ドルトムントのビッグイヤー獲得の可能性はマドリーのそれを大きく下回り、わずか『19%』しかない」という。
続いて、中立な立場から英国の日刊紙『Evening Standard』は、「今季、ノックアウトステージでは信じられないようなドラマが繰り広げられているだけに、CLの試合を予測するのは簡単ではない。ドルトムントはアトレティコやパリSGといった強豪を退けて見事に決勝に進出したが、ロンドンでの決勝は苦しいものになるかもしれない。マドリーは、そのプレー内容に関わらず、非常に打ち負かすのが難しいチームであり、全てが再び彼らの勝利を指し示しているようだ」として、「マドリーが3-1で勝利」と予想した。
このように、一様にマドリー有利が大勢を占めているが、スポーツ専門チャンネル『ESPN』のミゲル・シモン記者は、「ドルトムントがCLで優勝できる理由とは?」と題した記事で、今季のブンデスリーガ5位のチームがラ・リーガを制したチーム相手に偉業を達成できるという根拠を挙げている。
同記者は、「エディン・テルジッチ監督率いるチームが勝利を掴めるか否かは、好機を見逃さずに得点することに懸かっている。先制点が非常に重要であり、とりわけ強力な相手に対して、それは決定的だ。マドリーの攻撃を最小限に抑え、自分たちの最高のプレーを見せ、逆に相手にはそれをさせないようにする必要がある」と指摘し、実際に今季のCLで彼らがそういった戦いをグループステージから実践してきたことを、試合ごとに振り返った。
その上で、その戦力にも言及し、「マッツ・フンメルスとニコ・シュロッターベックのCBは非常に優れている」としながらも、ドルトムントの守備の強さは中盤によるところが多いとして、「エムレ・ジャンとマルセル・ザビツァーが良いデュオを形成し、パリSG戦ではジェイドン・サンチョとカリム・アディエミも攻撃面の貢献だけでなく、献身的な守備を見せた」と綴っている。
また、前線については「ニクラス・フュルクルクは絶対的なゴールゲッターではないが、存在感があり、フィジカルが強く、ボールもキープできる他、空中戦で相手を圧倒して、ドルトムントの今季を形成する重要なゴールを幾つか決めている」として、マドリーを苦しめることができる要素は揃っていることを強調した。
前述の通り、マドリーはクロースのクラブレベルにおける現役最後の試合であり、一方のドルトムントは長く攻撃の中心として君臨してきたマルコ・ロイスがこの一戦をもって退団することが決定している。彼ら偉大なレジェンドの最後の雄姿がピッチ上で見られるかも見どころのひとつとなる一戦、果たしていかなる結末が待っているのか。
構成●THE DIGEST編集部
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