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日本代表

W杯アジア2次予選「完璧な日本代表」に多方面から賛辞! シリア地元紙は「練習をしているかのよう」、伯メディアは堂安律を最高殊勲者に選定

THE DIGEST編集部

2024.06.13

 続いてドイツの日刊紙『BILD』は、「日本は、シリア、北朝鮮、ミャンマーとのグループで無失点での6戦全勝を飾り、堂々の1位で戦いを終えた」とレポートするとともに、「このように強い日本が、アメリカ、メキシコ、カナダで開催されるW杯で予選敗退を喫する可能性は間違いなく非常に低い」と、本大会行きを確信している。
 
 アルゼンチンの日刊紙『Ole』は、「サムライブルーは、広島で問題なく勝利を重ねた。試合開始から21分間で、上田、堂安のゴール、そしてオウンゴールにより、彼らは早々に勝利を決した。しかし、森保監督のチームはそこで止まらなかった。アジアのスター選手である久保建英が62分でベンチに退いたにもかかわらず、日本は気を緩めず、2点を追加した」と、自国出身のエクトル・クーペル監督が退任に追い込まれた一戦を振り返った。

 久保については、スペイン・バルセロナのスポーツ紙『MUNDO DEPORTIVO』も注目しており、「レアル・ソシエダのアタッカーは、2トップの後ろで自由に動き回り、ボールを運ぶ役割を果たした。彼は最初の3ゴールのうちの2つ(2点目と3点目)で重要な役割を果たしている。さらに、久保は素晴らしいプレーをもう一度見せており、タッチライン際でボールを受けた彼は、アウト側を進むと見せかけて内側に切り込み、相手の3人の間を縫うようにして、上田への完璧なダイアゴナルのパスを送った」と評している。

 そしてブラジルの総合サイト『Globo』は、「今予選、『5-0』は日本の典型的なスコアとなった(北朝鮮戦以外は全て同スコア)」と伝え、前節ミャンマー戦で活躍し、今回も先制アシストを決めた中村敬斗について「この攻撃的MFをウィンガーとして起用して決定力を高めるのが森保監督のアイデアであれば、それは非常に上手く機能した。シリアが脆かったため、より強い相手の場合にこれがどの程度有効かは疑問が残るが、日本が優位に立てるこの手のアジア勢との試合では、依然として良い選択肢である」と指摘した。

「(日本の)攻撃対(シリアの)防御」とこの一戦を表現した同メディアは、今回も日本の全選手を10点満点の採点で評価し、堂安を「伊東純也が出場できない中で、チャンスを活かした。右ウィングバックとしての新しい役割にもよく適応し、試合全体を通じて日本で最も危険な存在だった。また、左足のシュートで見事なゴールも決めた。背番号10に相応しい活躍を見せ続けた」と賛辞を贈り、単独最高点の「7.5」を与えるとともに、「マン・オブ・ザ・マッチ」に選定している。

 なお、彼に次ぐ「7」を付与されたのは、「ピッチ上で最高の選手のひとり」の中村、「素晴らしい時間を過ごした」久保、「後半に好パフォーマンスを発揮した」南野、「左MFとして再び良いスタートを切った」「カウンターを発動するのに貢献した」相馬、「MFがウィンガーの役割を担う新しい3-4-2-1が成功した」森保監督の5人である。

構成●THE DIGEST編集部

【動画】5つのゴールをピッチレベルでチェック!
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