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海外サッカー

「他の選手よりも一歩抜きんでている」 EURO初戦で殊勲者となったベリンガムを母国メディアがこぞって大絶賛!「こんな選手がこれまでいただろうか?」【EURO2024】

THE DIGEST編集部

2024.06.17

 母国メディアもこの試合のヒーローを大きく取り上げ、日刊紙『The Guardian』は「これまでイングランドに、ベリンガムのような天才がいただろうか」と題した記事において、「マドリーのスターは荒々しい闘牛士であり、その創造的な意志でチームメイトを鼓舞するオールラウンダーである」「最初の45分間、彼は基本的に全ての仕事をこなした」と称賛し、他にも以下のように綴っている。

「前半のベリンガムの活躍は、時に信じられないぐらいだった。まるで『ランボー』がプレーしているようであり、1966年イングランド・ワールドカップ決勝の延長戦におけるアラン・ボール、あるいは『スーパーハンズ(英国のコメディ番組で滅茶苦茶な行動をとるキャラクター)』のようでもあった。これほど支配的な選手がいたにもかかわらず、チームのリードが1点だけという危うい状況は、極めて稀なことだった」

「イングランドにこれまで、このような攻撃面で万能なだけでなく、創造力と自信を持った選手がいただろうか? 過去にも、素晴らしい若手選手はたくさんいた。2004年大会のウェイン・ルーニーの、何もかも思いのままにプレーする見事さに匹敵するものはなかった。ポール・ガスコインも全てを持っていたが、彼は自身のエネルギーを制御できなかった。そしてベリンガムは、生まれながらにして偉大な存在への道を歩んでいるようだ」
 
 また『Sky Sports』は、「この試合のベリンガムは、他の選手よりも一歩抜きんでているように見えた」「彼はこの夜、間違いなく主役だった」「圧倒的」「背番号10のシャツに宿る力強さと優雅さは、そのポジションで最も完成された選手たちのそれと重なる」「ボールを扱う時の彼は品格を漂わせていた」「セルビアの選手は、正当な手段でも、ファウルでも彼を止められなかった」と多くの賛辞を贈った後、彼がイングランドを栄光に導く可能性についても言及した。

「チームや国全体に精神面の問題があるとしても、ベリンガムがそれに影響されることはない。所属するマドリーは他のクラブにはない持ち前の信念があるが、彼は同じ自信を、代表ユニホームを着てもなお有している。イングランドには改善が必要だが、もしそれができれば、彼らにはこの大会を自分のものにしようとしているベリンガムの存在が感じられるだろう」

構成●THE DIGEST編集部

【動画】ベリンガムの豪快なヘッドが炸裂!セルビア対イングランド戦ハイライト
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