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海外サッカー

ワントップにはフェアプレーに徹したあの偉人が! GS2節終了時点の「ベストイレブン」を英国メディアが選定【EURO2024】

THE DIGEST編集部

2024.06.25

 続いて中盤では、セントラルMFの一角にスロベニア戦(1-1)で感動の先制ゴールを挙げたエリクセン。同じく1-1で引き分けたイングランド戦では、中盤を支配するのに貢献し、スタッツもシュート3回、キーパス4回、タックル4回と優秀だった。

 もうひと枠にはスペインのファビアンが選ばれ、ルイス・デ・ラ・フエンテ監督の「彼は全てを備え、全てを上手にこなす術を知っている」との賛辞を紹介するとともに、「イタリア戦では、スペインのほぼ完璧な中盤のパフォーマンスを、落ち着いてコントロールした」と評価した。

 ウイングでは、右は開幕戦から2戦連続弾のムシアラが、ラミン・ヤマル(スペイン)、フェデリコ・キエーザ(イタリア)を抑えた。同メディアは「対戦相手のレベルを考慮する必要はある」としながらも、この躍動するドイツの背番号10のプレーを「容赦ない残忍さ」と表現して称賛している。

 一方の左は、ポーランド戦(2-1)で重要な同点ゴールを挙げたオランダのガクポ。リバプールのアタッカーについては、「初戦では粘り強いプレーを披露し、続くフランス戦(1-1)ではボールに触れる機会は減ったものの、チームの堅実なパフォーマンスにおいて重要な仕事を果たした」と振り返った。
 
 両ウイングの間に位置するMFには、2012年大会以降のメジャーイベントではことごとく悔しい思いをしてきたが「ようやく代表チームの大舞台でも脚光を浴びる瞬間を迎えたのかもしれない」と高評価のギュンドアン。「スコットランド戦(5-1)では混沌と大混乱を相手に与え、ハンガリー戦でも彼を止めようとする相手を苦労させた。その動き、タイミング、決断力は、対戦相手を完全に素人のように見せた」と、同メディアは大絶賛している。

 そして最後に、このチームのワントップに君臨するのが、39歳にして史上最多となる6大会出場を果たしたロナウド。前述の通り、その起用に疑問の声が上がっていることを紹介した同メディアだが、相手DFラインを抜け出してGKと1対1となりながらも、ブルーノ・フェルナンデスにゴールを“プレゼント”したトルコ戦(3-0)の3点目に言及し、以下のようにポジティブに評した。

「ロベルト・マルティネス監督は『これがポルトガル・サッカーの真髄を示した瞬間だ。これを世界の全てのアカデミーで見せるべきだ。このアシストは、おそらくどのゴールよりも価値がある』と褒めちぎった。少し大袈裟かもしれないが、これはフェアプレーだ。ポルトガルは非常に良いチームであり、その中でロナウドは依然として彼らのリーダーである」

構成●THE DIGEST編集部

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