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海外サッカー

鎌田大地、三笘薫には賛辞、遠藤航に厳しい展望…最後のプレシーズンマッチで明暗を分けたプレミアリーグの日本人選手

THE DIGEST編集部

2024.08.14

 そして、11日にスペイン勢相手にダブルヘッダーを敢行したのがリバプールで、遠藤航は午後のセビージャ戦(4-1)ではメンバーに入らず、その後のラス・パルマス戦でスタメンに名を連ね、今夏のプレシーズンでは初となるフル出場を果たした。
 スコアレスドローに終わったこの一戦で定位置であるアンカーを務めた背番号3に対して日刊紙『EXPRESS』は「6」を付与し、「最初は動きが鈍かったが、徐々に改善した。普段よりも前に出て、前半にはコディ・ガクポのチャンスを作り、後半にはヘディングシュートがセーブされた。ダルウィン・ヌニェスにチャンスを提供するため、高い位置でボールを奪う良いプレスも披露」と、寸評もポジティブな内容となった。

 リバプールの地元紙『ECHO』は、「試合開始からプレーに鋭さがなく、しばしば苦戦する一方で、良いパスでガクポのチャンスを創出。多くの重いタッチとボールロストが目立った」として採点は「5」止まり。また、この記事の見出しを「ベン・ドークはチャンスを活かしたが、遠藤はそれができなかった」と打っている。

 クラブ専門サイト『LIVERPOOL.COM』の採点はチーム単独最低となる「5」で、「彼の価値はボール奪取においては明らかだが、逆にボールポゼッションにおける限界も明らかだ。リバプールは、セビージャ戦でより優れた選手たちが見せたのと同じようなプレーを展開するのに苦労した」と、寸評も厳しい内容に終始した。

 アルネ・スロット新監督の下、新たなチームの構築が進められているリバプールにおいて、「背番号6」を誰が務めるのかが大きな注目点のひとつとなっており、レアル・ソシエダのマルティン・スビメンディらの獲得も噂されているが、新指揮官はラス・パルマス戦の後、「これまでのところ、主にワタルやライアン(・フラーフェンベルフ)を起用し、さらにドミニク(・ソボスライ)も少し低い位置でプレーしたが、現時点でどの選手がそこに最も適しているか、かなり良いアイデアを持っている」と語っている。

 これが何を意味するのかが興味深いところだが、アメリカのスポーツ専門サイト『The Athletic』は、フラーフェンベルフが現時点でレギュラーの最有力候補だとした上で、遠藤について「彼は前の試合での不調から立ち直る機会を活かせなかった。再び苦戦した彼は、今夏にマルセイユからのオファーをリバプールが拒否したにもかかわらず、月末までにアンフィールドを去る可能性があることに驚きはない」と、厳しい展望を示した。

構成●THE DIGEST編集部

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