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海外サッカー

「彼は1000ゴールまで突き進む」2試合連続決勝弾で健在アピールのロナウドにチームメイトは変わらぬ信頼! 伊紙は過去のレジェンドを引き合いに偉大さを強調

THE DIGEST編集部

2024.09.10

 このところは衰えが指摘されたり、代表での不要論が囁かれたりもしたが、これに対して文句のつけようがない結果を残すことで反論したロナウドに、各国メディアは一様にポジティブな反応を示している。その中でイタリアの大手スポーツ紙『Gazzetta dello Sport』は、39歳7か月というその年齢に注目し、トリビア的に過去のサッカー界のレジェンドたちが、ロナウドと同じぐらいの年齢時にいかなる活動をしていたかを紹介することで、彼の偉大さをより強調している。

 それによると、37歳で引退したディエゴ・マラドーナは、この時点ですでに監督として2クラブの指揮を経験。同年齢までプレーした“王様”ペレはテレビや映画業界に進出し、映画『勝利への脱出』を撮影、ヨハン・クライフはこの頃に古巣アヤックスの監督に就任しており、彼のライバルでもあった“皇帝”フランツ・ベッケンバウアーは西ドイツ(当時)代表監督に任命されていた。

 アルフレッド・ディ・ステファノは40歳までプレーを続けたが、数々の栄光を手にしたレアル・マドリーは38歳で退団し、以降はエスパニョールでプレー(代表キャリアは35歳で終幕)。ブラジルの“怪物”ロナウドは34歳での引退後はビジネスに身を投じた他、母国のリアリティ番組でダイエット企画に出演したことが話題に。37歳で引退したロナウジーニョは経済的に困窮していると報じられたり、間もなくして身分証明書の偽造で逮捕されたりと、ネガティブな話題ばかりが伝えられた。
 
 一方、32歳にも満たないうちにユニホームを脱いだフランスの“将軍”ミシェル・プラティニはすぐにフランス代表監督を務め、37歳の若さで自国開催のワールドカップの組織委員長(共同)という要職に就いている。そして最後にジョージ・ベストは、欧州、米国、アジア、オーストラリアと広範囲に渡ったキャリアを38歳まで続けたが(北アイルランド代表は31歳まで)、この頃にはコメンテーターとしての活動も開始し、1982年W杯では母国の試合を解説したという。

 このように、39歳になる頃にはそのキャリアは大きな変貌を遂げているのが普通と言えるが、これに反して、長くプレーするだけでなく、トップレベルで、しかも結果を出し続けているロナウド。現代の偉人は、記録を伸ばし続けるとともに、さらに輝きを増していっているようだ。

構成●THE DIGEST編集部

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