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海外サッカー

昇格&降格の明暗… リーズが数々のクラブ記録を樹立した一方、セインツは「史上最悪のプレミアリーグの試合」で最低記録回避のチャンスを逃す!?

THE DIGEST編集部

2025.05.06

 リーズが優勝を祝った同じ日、「セインツ」は同じく降格が決定している19位レスターと敵地で対戦。スポーツ専門チャンネル『ESPN』は「『史上最悪のプレミアリーグの試合』とまで言われたこの一戦については、SNS上で『エル・クラピコ(El Crapico)』とのニックネームがつけられた。『得点できないチームvs何もできないチーム』という皮肉だ」と伝えていた。
 
 果たして、試合はホームチームのレスターが実に12試合ぶりの勝利(2-0)で勝点を21に伸ばした。一方、セインツは連続未勝利が11試合(公式戦では12試合)となり、2月1日に同じ“昇格仲間”であるイプスウィッチに勝って以降の成績が2分け9敗、さらには2025年に入ってから獲得した勝点が5という惨憺たる有様である。

 そして、今季ここまでの総勝点は11。これは、2007-08シーズンにダービー・カウンティが記録したプレミアリーグの最低勝点に並ぶものである。セインツにとってレスター戦は、この不名誉なタイ記録樹立を回避するための、最後のチャンスだったとも言われている。なぜなら、残り3試合の相手がマンチェスター・シティ(3位)、アーセナル(2位)という強敵に加え、順位は16位ながらも、新スタジアムが完成したことで本拠地グディソンパークでのラストマッチを勝利で飾ろうと気合十分なエバートンが相手だからだ。

 このような残酷とも言えるコントラストを描いたイングランドの2つのクラブだが、『ESPN』は『Total Saints Podcast』のホストを務めるスティーブ・グランド氏の「プレミアリーグは現在、実質17チームと3つの昇格チームで構成されている状態であり、チャンピオンシップの差はあまりに大きく、2年連続で昇格3チームがすぐ降格するのも当然だ」とのコメントを紹介。現在は3シーズンぶりの昇格の歓喜に沸くリーズにとって、今季悲哀を味わったセインツは「明日は我が身」ということかもしれないが、果たして……。

構成●THE DIGEST編集部

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