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海外サッカー

三笘薫はプレミアリーグで劇的同点ヘッド弾、鎌田大地はFA杯決勝進出に貢献! 現地メディアからは「魔法のプレー」「ベストパフォーマンス」と賛辞

THE DIGEST編集部

2025.04.28

同点ヘッドを決めた三笘(左)とFAカップ決勝進出に貢献した鎌田(右)。Getty Images

同点ヘッドを決めた三笘(左)とFAカップ決勝進出に貢献した鎌田(右)。Getty Images

 現地時間4月26日に行なわれたプレミアリーグ第34節、ブライトンはウェストハムを3-2で下して連続未勝利を5試合(公式戦では6試合)で終わらせた。

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 本拠地アメックスでの一戦は、13分にヤシン・アヤリのミドルで先制するも、43分、83分と失点を喫して敗色濃厚となっていたが、89分に起死回生のヘッド弾を決めたのが三笘薫だった。63分にシモン・アディングラに代わってピッチに登場した背番号22は、ブラヤン・グルダの頭での折り返しを、身体を投げ出しながら押し込んでゴールネットを揺らす。これで試合を振り出しに戻した「シーガルズ」は、アディショナルタイムにカルロス・バレバの鮮やかなミドルが炸裂し、劇的に勝点3を獲得したのだった。

 自身今季9点目(公式戦10点目)のゴールでチームを救った三笘。クラブはSNSで「カオルがヘディングで同点にしてくれた」「カオルの重要なゴール」と賛辞を贈り、公式サイトは「残り30分で三笘とヤンクバ・ミンテが登場したことで、『アルビオン』は再び優位に立ち始めた」と、彼の交代出場の効果の程を強調。そして、その後の劇的な展開を「欧州制覇の夢は、信じられないほど素晴らしいフィナーレによって蘇った」と伝えている。
 
 現地メディアの三笘に関する報道を見ると、スポーツ専門チャンネル『Sky Sports』は10点満点の採点で、バレバ(8)に次ぎチーム2番目タイとなる「7」の高評価を下し、日刊紙『Daily Mail』も「7.5」(こちらもチーム2番目タイ)を、短いプレー時間で決定的な仕事を果たしたアタッカーに付与した。

『THE Sun』紙は、「何というタイミングでの同点弾だ!」と感嘆するとともに、ウェストハムの視点から「最近の酷い不調を経て、貴重な勝利を目前にしていた『ハマーズ』は、三笘の同点ゴールに自分たちの目を疑った」と報じ、『The Guardian』も「グラハム・ポッター監督がウェストハムでのキャリア最大の勝利を収めるまで、あと7分というところまで迫っていたが、彼の古巣はそんな空気を読まなかった。三笘が至近距離から頭でゴール。残り2分の出来事であり、スタジアムは大歓声に包まれた」と綴っている。

 そしてブライトンの地元総合サイト『Sussex World』は、採点は「6」の及第点止まりとしたものの、「62分に途中出場し、チームがサイドに求めていた“魔法”のようなプレーをもたらした」と、踵の負傷から回復してコンディションを上げている途中の三笘が果たした仕事を称賛した。
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