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海外サッカー

「最強リバプール」を作り上げてきたクロップの補強――南野拓実は“12人目の成功例”になれるか?

ワールドサッカーダイジェスト編集部

2020.02.09

ファン・ダイク(左上)、ケイタ(中上)、ファビーニョ(右上)、シャキリ(左下)、アリソン(中下)、南野拓実(右下)。(C)Getty Images

ファン・ダイク(左上)、ケイタ(中上)、ファビーニョ(右上)、シャキリ(左下)、アリソン(中下)、南野拓実(右下)。(C)Getty Images

■18-19年の補強(前年4位→2位)
 前年のCL決勝で致命的なミスを犯したカリウスに取って代わる守護神にアリソンを獲得。好守を披露しながら、卓越した足技とパスセンスでビルドアップの起点として機能するアリソンは文字通りの「最後のワンピース」で、プレミアでは勝点1差でマンCに覇権を譲ったもののシーズンわずか1敗と無類の強さを見せつけ、CLでは優勝と、クロップ体制はついに大輪の花を咲かせた。

 中盤のファビーニョとケイタ、前線のシャキリはインパクトを放てなかったとはいえ、いずれもターンオーバーでの貢献がまずは期待された補強で、その点では必要十分な働きをしたと評価できる。

●補強効果:特大
アリソン(←ローマ)
●補強効果:大
ファビーニョ(←モナコ)
●補強効果:中
ジェルダン・シャキリ(←ストーク)
●補強効果:小
ナビ・ケイタ(←RBライプツィヒ)
 
■19-20年の補強
 ミニョレを放出した第2GKの穴埋めと10代の逸材(CBのファン・デンベルフとウイングのエリオット)への先行投資のみに留め、即戦力をひとりも加えなかったのは、クロップの自信の表われ。実際に戦術組織は完成の域に達している。不安のあった前線の選手層は、南野の獲得でこの冬にきちんと手を打った。あとは30年ぶりのリーグ制覇へと駆け抜けるだけだ。

文●ワールドサッカーダイジェスト編集部

※『ワールドサッカーダイジェスト』2020年2月6日号より転載
 
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