女子テニスツアーのWTA1000シリーズ「シンシナティ・オープン」(8月7日~18日/アメリカ・シンシナティ/ハードコート)は大会最終日の現地18日にシングルス決勝を実施。第3シードのイガ・シフィオンテク(ポーランド/世界ランキング3位)が第7シードのジャスミン・パオリーニ(イタリア/同8位)を7-5、6-4で下し、同大会初優勝を飾った。
シフィオンテクにとってはこれが通算24度目のツアー優勝。四大大会に次ぐグレードのWTA1000では11度目のタイトル獲得となり、13度の優勝を誇るセレナ・ウィリアムズ(アメリカ/元1位)に次いで歴代単独2位に躍り出た。また大会後に更新された世界ランキングではココ・ガウフ(アメリカ)を抜いて2位に浮上した。
先月のウインブルドンで四大大会6勝目を飾ったシフィオンテクは、夏の北米ハードコートシリーズ2戦目となった今大会で1セットも落とさずに決勝へ進出し、最後もトップ10選手のパオリーニをストレートで撃破。決勝では0-3の劣勢から逆転で第1セットを奪うと、第2セットは3度のブレークに成功し、1時間49分で試合を締めた。
今季2勝目を飾ったシフィオンテク。表彰式では感謝の言葉を交えて次のように語った。「なぜかはわからないけど、直感的に"自分が最後に勝つだろう"と思った大会で優勝することが多い。これだけ球足が速いコートでも良いプレーができるように私を成長させてくれたチームに感謝したい。正直この結果には驚いているけど、すごく幸せな気持ち。チームのみんなと自宅で応援してくれている家族に本当に感謝している」
その後の記者会見では、パオリーニ戦でのプレー内容と4回戦敗退に終わった先日の「ナショナルバンク・オープン」(カナダ・モントリオール/WTA1000)に触れつつ、今大会をこう総括した。
「今日はとてもタフな1日だった。決勝はいつもそうだけど、今日は特に私も相手も普段以上に緊張していたと思う。とにかく正しいことをやろうと集中していた。最後に勝って大会を締めくくれたことがうれしい。全てが完璧だったわけではないけど、大会を通して集中力を高めるためにメンタル面で多くの努力をしたし、決勝でも最高のテニスをする準備ができていた。
モントリオールではプレーがあまり良くなくて、時には大きなフラストレーションを感じたりもしたけど、今大会は気持ちをしっかり保ち、自分のプレーにおいても一貫した姿勢を保てていたと思う。今回の優勝は大きな意味がある」
この後シフィオンテクはすぐに米ニューヨークへ移動し、今季最後の四大大会「全米オープン」の混合ダブルス(8月19日~20日)にキャスパー・ルード(ノルウェー/男子12位)とのペアで出場。現地19日に実施されたマディソン・キーズ/フランシス・ティアフォー(アメリカ)との1回戦、ケイティ・マクナリー/ロレンツォ・ムゼッティ(アメリカ/イタリア)との準々決勝をいずれも4-1、4-2で制してベスト4進出を決めた。一方で男女共にシングルスは24日に開幕し、3年ぶりの優勝を目指すシフィオンテクは第2シードで参戦する予定だ。
文●中村光佑
【動画】シフィオンテクがパオリーニを下し優勝! シンシナティOP決勝ハイライト
【関連記事】「全て終わった」…シフィオンテクが今振り返るドーピング違反による"暗黒の日々"<SMASH>
【関連記事】知将フィセッテと築いた"芝への対応力"。シフィオンテク、ウインブルドン初優勝の舞台裏<SMASH>
シフィオンテクにとってはこれが通算24度目のツアー優勝。四大大会に次ぐグレードのWTA1000では11度目のタイトル獲得となり、13度の優勝を誇るセレナ・ウィリアムズ(アメリカ/元1位)に次いで歴代単独2位に躍り出た。また大会後に更新された世界ランキングではココ・ガウフ(アメリカ)を抜いて2位に浮上した。
先月のウインブルドンで四大大会6勝目を飾ったシフィオンテクは、夏の北米ハードコートシリーズ2戦目となった今大会で1セットも落とさずに決勝へ進出し、最後もトップ10選手のパオリーニをストレートで撃破。決勝では0-3の劣勢から逆転で第1セットを奪うと、第2セットは3度のブレークに成功し、1時間49分で試合を締めた。
今季2勝目を飾ったシフィオンテク。表彰式では感謝の言葉を交えて次のように語った。「なぜかはわからないけど、直感的に"自分が最後に勝つだろう"と思った大会で優勝することが多い。これだけ球足が速いコートでも良いプレーができるように私を成長させてくれたチームに感謝したい。正直この結果には驚いているけど、すごく幸せな気持ち。チームのみんなと自宅で応援してくれている家族に本当に感謝している」
その後の記者会見では、パオリーニ戦でのプレー内容と4回戦敗退に終わった先日の「ナショナルバンク・オープン」(カナダ・モントリオール/WTA1000)に触れつつ、今大会をこう総括した。
「今日はとてもタフな1日だった。決勝はいつもそうだけど、今日は特に私も相手も普段以上に緊張していたと思う。とにかく正しいことをやろうと集中していた。最後に勝って大会を締めくくれたことがうれしい。全てが完璧だったわけではないけど、大会を通して集中力を高めるためにメンタル面で多くの努力をしたし、決勝でも最高のテニスをする準備ができていた。
モントリオールではプレーがあまり良くなくて、時には大きなフラストレーションを感じたりもしたけど、今大会は気持ちをしっかり保ち、自分のプレーにおいても一貫した姿勢を保てていたと思う。今回の優勝は大きな意味がある」
この後シフィオンテクはすぐに米ニューヨークへ移動し、今季最後の四大大会「全米オープン」の混合ダブルス(8月19日~20日)にキャスパー・ルード(ノルウェー/男子12位)とのペアで出場。現地19日に実施されたマディソン・キーズ/フランシス・ティアフォー(アメリカ)との1回戦、ケイティ・マクナリー/ロレンツォ・ムゼッティ(アメリカ/イタリア)との準々決勝をいずれも4-1、4-2で制してベスト4進出を決めた。一方で男女共にシングルスは24日に開幕し、3年ぶりの優勝を目指すシフィオンテクは第2シードで参戦する予定だ。
文●中村光佑
【動画】シフィオンテクがパオリーニを下し優勝! シンシナティOP決勝ハイライト
【関連記事】「全て終わった」…シフィオンテクが今振り返るドーピング違反による"暗黒の日々"<SMASH>
【関連記事】知将フィセッテと築いた"芝への対応力"。シフィオンテク、ウインブルドン初優勝の舞台裏<SMASH>