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モンフィスがロッテルダム連覇で2週連続のツアータイトル獲得。ルードは、ノルウェー人として初めてのATPツアー優勝者に【テニスATPツアー】

スマッシュ編集部

2020.02.17

好調なモンフィス(左)と、ノルウェー人として記念すべき初のツアータイトル保持者となったルード(右)(C)GettyImages

 2月10日の週には「ABN AMROワールドテニス」(ATP500/オランダ・ロッテルダム)、「アルゼンチン・オープン」(ATP250/アルゼンチン・ブエノスアイレス)、「ニューヨーク・オープン」(ATP250/アメリカ・ニューヨーク)の3大会が行なわれた。

 ABN AMROワールドテニスは、第3シードのディフェンディングチャンピオン、ガエル・モンフィス(フランス)が、フェリックス・オジェ-アリアシム(カナダ)を6-2、6-4で下して大会2連覇を果たした。

「受け身の試合だった」というモンフィスは、ベースラインからの粘り強いプレーでオジェ‐アリアシムの攻撃を凌ぎつつ、ここぞという場面で反撃。試合を通して4本のブレークに成功した。モンフィスは前週の大会でも優勝しており、この大会でも全ての試合でスレート勝ちを収める好調さを披露。2週連続でタイトル獲得となった。

 アルゼンチン・オープンでは、第8シードのキャスパー・ルード(ノルウェー)が、ラッキールーザーのペドロ・ソウザ(ポルトガル)を6-1、6-4で破り、ノルウェー人として初めてのATPツアー優勝者となった。

 一度もブレークピンチを迎えることなく、自身は3度のブレークを獲得。完璧なプレーを見せた21歳のルードは、相手のプレーが100%ではなかったとしつつも「素晴らしい気分だ」と、ツアー初優勝の喜びを語った。
 
 ニューヨーク・オープンの決勝は、第8シードのカイル・エドムンド(イギリス)が、35歳の技巧派、アンドレアス・セッピ(イタリア)を7-5、6-1で下し、一昨年のアントワープ以来、2度目のツアー優勝を果たした。

 2018年10月にはキャリアハイとなる14位を記録していたが、最近は成績が低迷し、昨年末には75位までランキングを下げていたエドムンド。今回の久々の優勝について「年間を通して多くのハードワークをこなし、みんなの見えないところではたくさんのアップダウンがある。この優勝は大きな意味がある」と語った。

■2月10日週のATP試合結果■
●ABN AMROワールドテニス/ATP500
開催地:オランダ(ロッテルダム)
賞金総額:215万5295ドル
G・モンフィス[3] 6-2 6-4 F・オジェ-アリアシム

●アルゼンチン・オープン/ATP250
開催地:アルゼンチン(ブエノスアイレス)
賞金総額:69万6280ドル
C・ルード[8] 6-1 6-4 P・ソウザ [LL]

●ニューヨーク・オープン/ATP250
開催地:アメリカ(ニューヨーク)
賞金総額:80万4180ドル
K・エドムンド[8] 7-5 6-1 A・セッピ

※数字=シード、LL=ラッキールーザー

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構成●スマッシュ編集部
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【動画】モンフィスとオジェ‐アリアシムの激しいラリー戦。決勝のハイライト動画はこちら