今年で40周年を迎えた国内女子テニスツアー最高グレードを誇る「東レ パン パシフィック オープンテニストーナメント 2025」(10月20日~26日/東京・有明/ハードコート/WTA500)。その初日となる20日は、シングルスとダブルスの1回戦が実施された。
この日の注目カードのひとつは、園部八奏/内島萌夏とチャン・ハオチン/ジアン・シンユー(台湾/中国)による一戦。今年の全豪オープンジュニアの覇者で今月プロ転向を果たした17歳の園部(同263位)と、BJK杯(女子国別対抗戦)の日本代表メンバーである内島(同81位/24歳)による注目コンビ。今大会にはワイルドカード(主催者推薦枠)での出場である。
試合は第1セットの第5ゲームで園部がサービスダウンを喫したところで降雨により一時中断。再開後の巻き返しを狙った園部/内島であったが、さらにギアを上げてきた相手に振り切られ2-6で第1セットを失う。続く第2セットは2-5の崖っぷちから猛追を見せるもわずかに及ばず。4-6で逃げ切られ初戦敗退が決まった。
今大会で初めてペアを組んだ園部と内島は一緒に練習をしたのが今回が2度目という即席ペア。とはいえ内島は「練習時間がないなかでもお互いの良さを出していこうと臨んだ。結果は残念ですがもう少しやり込めば面白いダブルス(ペア)になるかなと思った」と手応えを口にし、ダブルスは得意でないという園部は「苦しい場面も内島さんに引っ張ってもらってやりやすかった」と試合を振り返った。
園部と内島は各々21日に実施されるシングルスの1回戦に臨むが、両者がこの試合に勝てば2回戦で対戦することになる。これについて内島は「それは知っていますが、この大会は強い選手が多く出ているので、まずは1回戦に勝つことに集中したい。その上で(園部と)対戦となったら、楽しみな一戦になると思う」と語る。
一方、シングルスの第4試合には2023年のウインブルドン覇者で元世界ランキング6位のマルケタ・ボンドルソワ(チェコ/現34位)が登場。同郷のカロリーナ・ムチョバ(同21位)と対戦したが動きに精彩を欠き第1セットを2-6で落とすと、第2セットの0-1なった時点でリタイアを決断。これによりボンドルソワは前週開催の「寧波オープン」(中国/WTA500)に続きムチョバに再び屈することとなった。
【試合結果/大会1日目】
■女子シングルス1回戦
○エバ・リス(ドイツ)[Q] 6-2 6-1 ケイティ・ボールター(イギリス)[Q]●
○バルバラ・グラチェワ(フランス)[Q] 4-6 6-3 6-4 ワン・シンユー(中国)●
○マッカートニー・ケスラー(アメリカ)3-6 7-5 6-3 クリスティーナ・ブクサ(スペイン)[Q]●
○マヤ・ジョイント(オーストラリア)1-6 7-6(5) 6-2 ビクトリヤ・ゴルビッチ(スイス)[LL]●
○アンナ・カリンスカヤ(ロシア)6-3 6-1 スーザン・ラメンス(オランダ)[LL]●
○カロリーナ・ムチョバ(チェコ)[8] 6-2 1-0 Ret. マルケタ・ボンドルソワ(チェコ)●
■女子ダブルス1回戦
○チャン・ハオチン/ジアン・シンユー(台湾/中国)6-2 6-4 園部八奏/内島萌夏(IMG/安藤証券)[WC]●
※ビアンカ・アンドレスク/ビクトリア・エムボコ(カナダ)[WC] ×エミリアーナ・アランゴ/ゼイネップ・ソンメズ(コロンビア/トルコ)[Alt]は雨のため順延
※名前の後の数字はシード、Q=予選勝者、WC=主催者推薦、LL=ラッキールーザー、Alt=補欠選手
構成●スマッシュ編集部
【画像】「東レ パン パシフィック オープンテニス 2025」が開幕!有明を舞台に熱戦を繰り広げる選手たち/大会1日目
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この日の注目カードのひとつは、園部八奏/内島萌夏とチャン・ハオチン/ジアン・シンユー(台湾/中国)による一戦。今年の全豪オープンジュニアの覇者で今月プロ転向を果たした17歳の園部(同263位)と、BJK杯(女子国別対抗戦)の日本代表メンバーである内島(同81位/24歳)による注目コンビ。今大会にはワイルドカード(主催者推薦枠)での出場である。
試合は第1セットの第5ゲームで園部がサービスダウンを喫したところで降雨により一時中断。再開後の巻き返しを狙った園部/内島であったが、さらにギアを上げてきた相手に振り切られ2-6で第1セットを失う。続く第2セットは2-5の崖っぷちから猛追を見せるもわずかに及ばず。4-6で逃げ切られ初戦敗退が決まった。
今大会で初めてペアを組んだ園部と内島は一緒に練習をしたのが今回が2度目という即席ペア。とはいえ内島は「練習時間がないなかでもお互いの良さを出していこうと臨んだ。結果は残念ですがもう少しやり込めば面白いダブルス(ペア)になるかなと思った」と手応えを口にし、ダブルスは得意でないという園部は「苦しい場面も内島さんに引っ張ってもらってやりやすかった」と試合を振り返った。
園部と内島は各々21日に実施されるシングルスの1回戦に臨むが、両者がこの試合に勝てば2回戦で対戦することになる。これについて内島は「それは知っていますが、この大会は強い選手が多く出ているので、まずは1回戦に勝つことに集中したい。その上で(園部と)対戦となったら、楽しみな一戦になると思う」と語る。
一方、シングルスの第4試合には2023年のウインブルドン覇者で元世界ランキング6位のマルケタ・ボンドルソワ(チェコ/現34位)が登場。同郷のカロリーナ・ムチョバ(同21位)と対戦したが動きに精彩を欠き第1セットを2-6で落とすと、第2セットの0-1なった時点でリタイアを決断。これによりボンドルソワは前週開催の「寧波オープン」(中国/WTA500)に続きムチョバに再び屈することとなった。
【試合結果/大会1日目】
■女子シングルス1回戦
○エバ・リス(ドイツ)[Q] 6-2 6-1 ケイティ・ボールター(イギリス)[Q]●
○バルバラ・グラチェワ(フランス)[Q] 4-6 6-3 6-4 ワン・シンユー(中国)●
○マッカートニー・ケスラー(アメリカ)3-6 7-5 6-3 クリスティーナ・ブクサ(スペイン)[Q]●
○マヤ・ジョイント(オーストラリア)1-6 7-6(5) 6-2 ビクトリヤ・ゴルビッチ(スイス)[LL]●
○アンナ・カリンスカヤ(ロシア)6-3 6-1 スーザン・ラメンス(オランダ)[LL]●
○カロリーナ・ムチョバ(チェコ)[8] 6-2 1-0 Ret. マルケタ・ボンドルソワ(チェコ)●
■女子ダブルス1回戦
○チャン・ハオチン/ジアン・シンユー(台湾/中国)6-2 6-4 園部八奏/内島萌夏(IMG/安藤証券)[WC]●
※ビアンカ・アンドレスク/ビクトリア・エムボコ(カナダ)[WC] ×エミリアーナ・アランゴ/ゼイネップ・ソンメズ(コロンビア/トルコ)[Alt]は雨のため順延
※名前の後の数字はシード、Q=予選勝者、WC=主催者推薦、LL=ラッキールーザー、Alt=補欠選手
構成●スマッシュ編集部
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