女子テニスのWTAツアーで通算25勝を挙げている元世界ランキング1位のイガ・シフィオンテク(ポーランド/現2位)が、思わぬ批判にさらされている。彼女の元コーチであるアルトゥル・ショスタチコ氏が“心理学者への過度な依存”を指摘。それに対して同選手の父親が強く反論する事態に発展し、物議を醸している。
現在24歳のシフィオンテクは昨年7月のウインブルドンで四大大会6勝目を挙げ、24年全仏オープン以来となるツアータイトルを獲得。その後も勢いを維持し、8月の「シンシナティ・オープン」(WTA1000)と9月の「韓国オープン」(WTA250)の2大会を制覇した。
しかし以降は「中国オープン」(WTA1000)、「武漢オープン」(WTA1000)、「WTAファイナルズ」(シーズン最終戦)とも上位進出できず、今季も「全豪オープン」でベスト8、先々週の「カタール・トタルエナジーズ・オープン」(WTA1000)では近年不振にあえいでいたマリア・サッカリ(ギリシャ/大会時52位)に準々決勝で敗退と、思うような結果を出せていない。こうした状況を受け、母国ポーランドではどこか不甲斐ないシフィオンテクに対する批判の声が上がり始めている。
実は以前から同国内では、シフィオンテクと、2019年から彼女をサポートしてきたスポーツ心理学者ダリア・アブラモビッチ氏(38歳)との関係性が「濃密で近すぎるのではないか」と疑問視する声が一部で上がっていたという。先日ポッドキャスト『Trzeci Serwis』に出演したショスタチコ氏もこれに賛同し、次のように語った。
「昼夜問わず心理学者と一緒にいるテニス選手なんて他には知らない。彼女たちは休暇中も大会中も行動を共にしているし、映画まで一緒に観ている。イガは彼女(アブラモビッチ氏)に強く依存しているように見える」
その後、ショスタチコ氏は「もちろん、それがイガにとって良いことなら私は何も反対しない」と批判を弱めたが、番組司会のレヘム・シドレム氏は自身の意見をこう述べた。
「全豪やドーハでは、アブラモビッチ氏のサポートが十分に機能しているようには思えなかった。最近のイガはとても神経質になっている印象で、コーチボックスとのハンドサインのような合図も含め、気持ちを立て直すための明確な手段がないと感じられる。両者の関係性に対する世間の見方は変わり始めている」
しかしこうした批判は、シフィオンテク陣営にとっては受け入れがたいものだった。父親のトマシュ氏はSNSを通じ、「ほとんど何も成し遂げていないあなたたちに何がわかる? 自分たちのことに集中しろ!」と強く反論。アブラモビッチ氏の下で成果を積み重ねてきた娘を擁護する姿勢を鮮明にした。
このように、シフィオンテクとその周囲は今、非常に緊張した状況にある。復調を果たすまでは、彼女は厳しい視線を背に戦い続けることになりそうだ。
文●中村光佑
【画像】シフィオンテクをはじめ全豪オープン2026で熱戦を繰り広げた女子選手たちの厳選写真!
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現在24歳のシフィオンテクは昨年7月のウインブルドンで四大大会6勝目を挙げ、24年全仏オープン以来となるツアータイトルを獲得。その後も勢いを維持し、8月の「シンシナティ・オープン」(WTA1000)と9月の「韓国オープン」(WTA250)の2大会を制覇した。
しかし以降は「中国オープン」(WTA1000)、「武漢オープン」(WTA1000)、「WTAファイナルズ」(シーズン最終戦)とも上位進出できず、今季も「全豪オープン」でベスト8、先々週の「カタール・トタルエナジーズ・オープン」(WTA1000)では近年不振にあえいでいたマリア・サッカリ(ギリシャ/大会時52位)に準々決勝で敗退と、思うような結果を出せていない。こうした状況を受け、母国ポーランドではどこか不甲斐ないシフィオンテクに対する批判の声が上がり始めている。
実は以前から同国内では、シフィオンテクと、2019年から彼女をサポートしてきたスポーツ心理学者ダリア・アブラモビッチ氏(38歳)との関係性が「濃密で近すぎるのではないか」と疑問視する声が一部で上がっていたという。先日ポッドキャスト『Trzeci Serwis』に出演したショスタチコ氏もこれに賛同し、次のように語った。
「昼夜問わず心理学者と一緒にいるテニス選手なんて他には知らない。彼女たちは休暇中も大会中も行動を共にしているし、映画まで一緒に観ている。イガは彼女(アブラモビッチ氏)に強く依存しているように見える」
その後、ショスタチコ氏は「もちろん、それがイガにとって良いことなら私は何も反対しない」と批判を弱めたが、番組司会のレヘム・シドレム氏は自身の意見をこう述べた。
「全豪やドーハでは、アブラモビッチ氏のサポートが十分に機能しているようには思えなかった。最近のイガはとても神経質になっている印象で、コーチボックスとのハンドサインのような合図も含め、気持ちを立て直すための明確な手段がないと感じられる。両者の関係性に対する世間の見方は変わり始めている」
しかしこうした批判は、シフィオンテク陣営にとっては受け入れがたいものだった。父親のトマシュ氏はSNSを通じ、「ほとんど何も成し遂げていないあなたたちに何がわかる? 自分たちのことに集中しろ!」と強く反論。アブラモビッチ氏の下で成果を積み重ねてきた娘を擁護する姿勢を鮮明にした。
このように、シフィオンテクとその周囲は今、非常に緊張した状況にある。復調を果たすまでは、彼女は厳しい視線を背に戦い続けることになりそうだ。
文●中村光佑
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