男子テニスツアー下部大会「ティオンビル・チャレンジャー」(フランス・ティオンビル/室内ハードコート/ATPチャレンジャー100)は現地3月2日にシングルス予選決勝が行なわれ、今大会で右肩のケガから約2カ月ぶりの実戦復帰を果たした元世界ランキング4位の錦織圭(36歳/現284位)が登場。第9シードのジェレ・セルス(オランダ/30歳/現343位)を7-6 (3)、4-6、6-4で下し、本戦進出を決めた。
今大会予選は1日と2日の2日間で行なわれ、2試合に勝利すると本戦入りとなる。ビット・コプリバ(チェコ/同65位)との1回戦を途中棄権した今年1月の下部大会「ワークデイ・キャンベラ国際」(オーストラリア/ハード/ATPチャレンジャー125)以来の実戦となった錦織は、1回戦で地元フランス勢の16歳ダニエル・ジェイド(同1812位)に6-2、6-3で快勝し、復帰戦白星を飾っていた。
しかし迎えた2回戦は苦しい試合となった。35本ものウイナーを奪うもアンフォーストエラー(自滅的ミス)はそれを上回る50本を記録。立ち上がりからリターンが合わず、ストローク戦でもフォアハンドのミスを連発する場面が見られた。錦織は第1セットをタイブレークの末に先取するも第2セットでは2度のブレークを許し、1セットオールに持ち込まれた。
ファイナルセットでは疲労の色を隠せず、第5ゲーム終了後にはトレーナーによる足の治療も受けた錦織。それでもプレーを続行し、最後は意地を見せた。5-4で迎えた第10ゲームで正確なリターンを軸に値千金のブレークを獲得。2時間9分の熱戦を制し、メインドローへの切符を手に入れた。
試合後に錦織は仏メディア『レキップ』のインタビューに応じ、復帰までの道のりを振り返りつつ次のように語っている。
「今日の試合はベストのプレーではなかったが、長い間試合をしていなかったからその雰囲気に慣れる必要があるし、今はどんな試合でも勝つことが大事だと思っている。本戦に進めたことはうれしい。今年最初の大会で肩を痛め、回復に約2カ月かかった。ただ、幸いにも今はこうしてプレーできている」
2014年全米オープンでアジア人男子選手として初の四大大会シングルス決勝進出を果たし、世界ランキングでも自己最高の4位まで上り詰めた36歳は、いま再びゼロから積み上げる立場にある自身の現在地を潔く受け止めている。
「今はトップ100の選手たちとは戦えないと思う。もう若くはないし、身体も自分の今のプレーもそれを許してはくれない。まずは少しずつ改善に向けた努力を続けながらこの道のりのそれぞれのプロセスを楽しみたい。とにかく今は試合数を重ねる必要がある。2~3カ月連続でプレーできれば、自信と試合勘を取り戻せると思う」
予選を突破した錦織は、日本時間3日21時30分以降に予定されている本戦1回戦で世界190位のクレマン・タビュール(フランス)と対戦する。足の状態が少々気になるところだが、この後も36歳のさらなる勝ち上がりに期待したい。
文●中村光佑
【動画】錦織VSセルスの「ティオンビル・チャレンジャー」予選決勝ハイライト
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今大会予選は1日と2日の2日間で行なわれ、2試合に勝利すると本戦入りとなる。ビット・コプリバ(チェコ/同65位)との1回戦を途中棄権した今年1月の下部大会「ワークデイ・キャンベラ国際」(オーストラリア/ハード/ATPチャレンジャー125)以来の実戦となった錦織は、1回戦で地元フランス勢の16歳ダニエル・ジェイド(同1812位)に6-2、6-3で快勝し、復帰戦白星を飾っていた。
しかし迎えた2回戦は苦しい試合となった。35本ものウイナーを奪うもアンフォーストエラー(自滅的ミス)はそれを上回る50本を記録。立ち上がりからリターンが合わず、ストローク戦でもフォアハンドのミスを連発する場面が見られた。錦織は第1セットをタイブレークの末に先取するも第2セットでは2度のブレークを許し、1セットオールに持ち込まれた。
ファイナルセットでは疲労の色を隠せず、第5ゲーム終了後にはトレーナーによる足の治療も受けた錦織。それでもプレーを続行し、最後は意地を見せた。5-4で迎えた第10ゲームで正確なリターンを軸に値千金のブレークを獲得。2時間9分の熱戦を制し、メインドローへの切符を手に入れた。
試合後に錦織は仏メディア『レキップ』のインタビューに応じ、復帰までの道のりを振り返りつつ次のように語っている。
「今日の試合はベストのプレーではなかったが、長い間試合をしていなかったからその雰囲気に慣れる必要があるし、今はどんな試合でも勝つことが大事だと思っている。本戦に進めたことはうれしい。今年最初の大会で肩を痛め、回復に約2カ月かかった。ただ、幸いにも今はこうしてプレーできている」
2014年全米オープンでアジア人男子選手として初の四大大会シングルス決勝進出を果たし、世界ランキングでも自己最高の4位まで上り詰めた36歳は、いま再びゼロから積み上げる立場にある自身の現在地を潔く受け止めている。
「今はトップ100の選手たちとは戦えないと思う。もう若くはないし、身体も自分の今のプレーもそれを許してはくれない。まずは少しずつ改善に向けた努力を続けながらこの道のりのそれぞれのプロセスを楽しみたい。とにかく今は試合数を重ねる必要がある。2~3カ月連続でプレーできれば、自信と試合勘を取り戻せると思う」
予選を突破した錦織は、日本時間3日21時30分以降に予定されている本戦1回戦で世界190位のクレマン・タビュール(フランス)と対戦する。足の状態が少々気になるところだが、この後も36歳のさらなる勝ち上がりに期待したい。
文●中村光佑
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