2020年から男女テニスツアーの全大会で導入された、ポイント間のショットクロック(25秒)は、近年の試合時間短縮にも大きく貢献してきたものの、その運用を巡っては議論も起きている。男子世界ランキング1位のカルロス・アルカラス(スペイン/22歳)も、このルールに対する不満を示した1人だ。
アルカラスは優勝した先月の「カタール・エクソンモービル・オープン」(ハードコート/ATP500)準々決勝でカレン・ハチャノフ(ロシア/大会時17位)と対戦した際、ロングラリー後にタオルを取りに行ったことでショットクロックを超過したとして、自身のサービスゲームでタイムバイオレーションを科される場面が見られた。
この判定にアルカラスは主審に対し、ショットクロックのカウントダウンはラリー終了直後ではなく、タオルを取りに行ったタイミングから始まるべきだと主張。ところが主審はこれに取り合わず、「これ以上時間を与えることはできない」と返答した。サービスゲーム終了後、ベンチに戻ったアルカラスは「このルールはいつも本当に不公平でクソだ」とFワードを交えて発言し、珍しくコート上で感情をあらわにしていた。
現地時間3月7日に行なわれたマスターズ1000大会「BNPパリバ・オープン」(アメリカ・インディアンウェルズ/ハード)の2回戦でグリゴール・ディミトロフ(ブルガリア/世界42位)に6-2、6-3で勝利したアルカラスは、試合後のメディア対応でカタールOPでの一件について言及。ショットクロックの規定に対する自身のスタンスを示しつつも、「そのことをATP(男子プロテニス協会)の関係者に話しても意味がない」と語った。
「特に彼らとは話していない。彼らはすでに僕が言いたいことを知っているはずだから様子を見ようと思う。今は他のことに集中していたい。これまでも不満を言ったり意見を伝えたりしても、結局何も変わらないという状況があったからね」
一方でアルカラスは、ショットクロックの運用について、長いラリーの後は「もう少し柔軟な対応が必要」との考えも示す。その上で一部の主審による"厳格すぎる判定"を問題視し、こう続けた。
「主審にも色々なタイプの人がいるが、そのうち問題になっているのはおそらく1人か2人で、大体は同じ人だ。テニスを理解している人なら、規定がある中でもどう対応すべきかわかっているはず。非常に厳格な判定をする人たちというのは、おそらくテニスを理解していないのだと思う」
若き王者の発言は、ショットクロックの在り方を巡る議論を改めて呼び起こしそうだ。
文●中村光佑
【動画】タイムバイオレーション判定にアルカラスが主審へ抗議!
【関連記事】今季全勝でインディアンウェルズに臨むアルカラスが抱負!「準備万端。連勝が続いてくれれば」<SMASH>
【関連記事】今季無敗のアルカラス、全豪に続きカタールOPも優勝!「素晴らしいテニスができている」と自信みなぎる<SMASH>
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この判定にアルカラスは主審に対し、ショットクロックのカウントダウンはラリー終了直後ではなく、タオルを取りに行ったタイミングから始まるべきだと主張。ところが主審はこれに取り合わず、「これ以上時間を与えることはできない」と返答した。サービスゲーム終了後、ベンチに戻ったアルカラスは「このルールはいつも本当に不公平でクソだ」とFワードを交えて発言し、珍しくコート上で感情をあらわにしていた。
現地時間3月7日に行なわれたマスターズ1000大会「BNPパリバ・オープン」(アメリカ・インディアンウェルズ/ハード)の2回戦でグリゴール・ディミトロフ(ブルガリア/世界42位)に6-2、6-3で勝利したアルカラスは、試合後のメディア対応でカタールOPでの一件について言及。ショットクロックの規定に対する自身のスタンスを示しつつも、「そのことをATP(男子プロテニス協会)の関係者に話しても意味がない」と語った。
「特に彼らとは話していない。彼らはすでに僕が言いたいことを知っているはずだから様子を見ようと思う。今は他のことに集中していたい。これまでも不満を言ったり意見を伝えたりしても、結局何も変わらないという状況があったからね」
一方でアルカラスは、ショットクロックの運用について、長いラリーの後は「もう少し柔軟な対応が必要」との考えも示す。その上で一部の主審による"厳格すぎる判定"を問題視し、こう続けた。
「主審にも色々なタイプの人がいるが、そのうち問題になっているのはおそらく1人か2人で、大体は同じ人だ。テニスを理解している人なら、規定がある中でもどう対応すべきかわかっているはず。非常に厳格な判定をする人たちというのは、おそらくテニスを理解していないのだと思う」
若き王者の発言は、ショットクロックの在り方を巡る議論を改めて呼び起こしそうだ。
文●中村光佑
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