現在アメリカ・カリフォルニア州で開催中の女子テニスツアー「BNPパリバ・オープン」(WTA1000)に出場しているエマ・ラドゥカヌ(イギリス/現世界24位)が英公共放送『BBC』のインタビューに応じ、当面は特定のフルタイムコーチを置かない方針を明かした。
2021年の全米覇者である23歳は、今年1月の「全豪オープン」(四大大会)後にスペイン人指導者フランシスコ・ロイグ氏とのパートナーシップを解消。ロイグ氏は彼女にとって8人目のフルタイムコーチだったが、プレースタイルを巡る意見の相違が決断の背景にあったとされる。ツアー本格参戦から約5年は短期間で契約を終えてきた経緯があり、理想的な指導体制を探している途中だ。
ラドゥカヌは現在の心境について、次のように語っている。
「今は、自分の直感を呼び覚まし、自分自身ともう一度つながることの方が大事です。これまで多くの人に何をすべきか、どうプレーすべきかを言われてきましたが、それが必ずしも自分に合っていたわけではありません。だから自分の自然なプレーに戻りたいのです。それは指導の中で少し失われてしまった部分なので、取り戻すには時間がかかります」
さらに、コーチ体制については慎重な姿勢も示した。
「トライアルであっても、私が連れてくる人はすぐに厳しい目で見られることになります。たとえ正しい決断でなくても、その人と続けなければならないというプレッシャーを感じてしまうかもしれません。うまくいくコーチがいれば素晴らしいですが、全ての条件を満たす一人の人物を見つけるのは簡単ではないと思います。これまでのところアレクシス(・カンター)はとても良い仕事をしてくれていますが、これからは状況に応じて何人かの人の助けを借りていくつもりです」
この発言はツアーでも話題となり、他のトップ選手も見解を示した。ココ・ガウフ(アメリカ/同4位)は次のように語る。
「うまくいくとは思いません。私個人としては、何らかの方向性があった方がいいと思っています」
一方、世界1位のアリーナ・サバレンカ(ベラルーシ)もコーチの存在の重要性を強調した。
「私個人としては厳しいと思います。今のところコーチなしの自分は想像できません」
と語る一方で、ラドゥカヌの状況について理解も示している。
「彼女は自分に合ったコーチを見つけるのにかなり苦労してきたと思います。だから、急いで誰かをチームに入れるのではなく、少し休んでから考えるのは良い決断かもしれません」
コーチとの関係構築がキャリアの大きな要素となるプロツアーにおいて、ラドゥカヌが選んだ「一人に頼らない」アプローチ。自らの感覚を取り戻そうとする23歳の模索は、しばらく続きそうだ。
構成●スマッシュ編集部
【動画】ユニクロ契約後に白星を挙げたラドゥカヌの「BNPパリバ・オープン」2回戦ハイライト
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2021年の全米覇者である23歳は、今年1月の「全豪オープン」(四大大会)後にスペイン人指導者フランシスコ・ロイグ氏とのパートナーシップを解消。ロイグ氏は彼女にとって8人目のフルタイムコーチだったが、プレースタイルを巡る意見の相違が決断の背景にあったとされる。ツアー本格参戦から約5年は短期間で契約を終えてきた経緯があり、理想的な指導体制を探している途中だ。
ラドゥカヌは現在の心境について、次のように語っている。
「今は、自分の直感を呼び覚まし、自分自身ともう一度つながることの方が大事です。これまで多くの人に何をすべきか、どうプレーすべきかを言われてきましたが、それが必ずしも自分に合っていたわけではありません。だから自分の自然なプレーに戻りたいのです。それは指導の中で少し失われてしまった部分なので、取り戻すには時間がかかります」
さらに、コーチ体制については慎重な姿勢も示した。
「トライアルであっても、私が連れてくる人はすぐに厳しい目で見られることになります。たとえ正しい決断でなくても、その人と続けなければならないというプレッシャーを感じてしまうかもしれません。うまくいくコーチがいれば素晴らしいですが、全ての条件を満たす一人の人物を見つけるのは簡単ではないと思います。これまでのところアレクシス(・カンター)はとても良い仕事をしてくれていますが、これからは状況に応じて何人かの人の助けを借りていくつもりです」
この発言はツアーでも話題となり、他のトップ選手も見解を示した。ココ・ガウフ(アメリカ/同4位)は次のように語る。
「うまくいくとは思いません。私個人としては、何らかの方向性があった方がいいと思っています」
一方、世界1位のアリーナ・サバレンカ(ベラルーシ)もコーチの存在の重要性を強調した。
「私個人としては厳しいと思います。今のところコーチなしの自分は想像できません」
と語る一方で、ラドゥカヌの状況について理解も示している。
「彼女は自分に合ったコーチを見つけるのにかなり苦労してきたと思います。だから、急いで誰かをチームに入れるのではなく、少し休んでから考えるのは良い決断かもしれません」
コーチとの関係構築がキャリアの大きな要素となるプロツアーにおいて、ラドゥカヌが選んだ「一人に頼らない」アプローチ。自らの感覚を取り戻そうとする23歳の模索は、しばらく続きそうだ。
構成●スマッシュ編集部
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