昨年12月に男子テニスのカルロス・アルカラス(スペイン/現世界ランキング2位)とのコーチ契約を解消したホアン・カルロス・フェレーロ氏(スペイン/46歳)は現在、自身が運営するテニスアカデミーで後進の指導に注力している。そのかたわらメンター(助言者)として若手プロゴルファーのアンヘル・アヨラ(スペイン/21歳)のサポートもしているが、再びテニスのトップ選手を指導することに前向きな姿勢を見せている。
ただし、イタリア紙『Corriere della Sera』によると、それは必ずしもアルカラスとの再タッグ結成を意図しているわけではない。なんと、同選手の最大のライバルである現王者ヤニック・シナー(イタリア)の指導にも高い関心を示しているのだ。しかも、もしシナーからオファーがあれば、それを喜んで引き受ける意向まで明かしている。
「ほんの数カ月前にその質問を受けていたら、『ノー』と答えていただろう。当時はカルロスと離別したばかりだったし、私自身、次のステップに進む心の準備ができていなかった。しかし今は気持ちの整理もつき、新たな挑戦にも目を向けられるようになった」
「シナーは努力することをいとわないし、ナンバーワンであり続けるためなら何でもする覚悟があるようにも見える。私はそういう姿勢が好きだ。彼を指導できたら素晴らしい経験になるだろう」
フェレーロ氏はアルカラスがエリート街道を歩みだした頃から同選手を指導し、6度の四大大会優勝を含む24タイトル獲得に貢献した。それだけに、今回の発言は大きな驚きをもって受け止められている。一方で、かつての教え子への思いは今も変わっていないようだ。
「私はカルロスの攻撃的でありながら常に笑顔を忘れないコート上での姿勢が好きだった。彼が15歳だった頃から指導し、自分でも想像していなかったレベルに到達する姿を目の当たりにしてきた。彼と一緒にいると、常にこのスポーツの歴史を作っているという感覚すらあった。このことを話すと色々な記憶がよみがえるし、少し寂しさも感じる」
それでも同氏は改めて「私は元気にやっている」と強調し、「カルロスに対しては、自分ができることを全てやれたと思う」ともコメント。今ではアルカラスとほとんど連絡を取っていないことも明かした。
「彼が全豪オープン(四大大会)とドーハ(カタール/ATP500)で優勝した時にはメッセージを送ったし、手首を負傷した時にも話をした。でも連絡を取ったのはそのくらいだ。お互いが新たなスタートを切るには、時間と距離が必要だった」
果たしてシナーとのタッグは実現するのか。それともアルカラスと再び手を組むことがあるのか。あるいは別のトップ選手と……? 名将の今後の動向に注目が集まる。
文●中村光佑
【画像】シナーをはじめ「全仏オープン2026」を戦う男子トップ選手たちの厳選フォト!
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「ほんの数カ月前にその質問を受けていたら、『ノー』と答えていただろう。当時はカルロスと離別したばかりだったし、私自身、次のステップに進む心の準備ができていなかった。しかし今は気持ちの整理もつき、新たな挑戦にも目を向けられるようになった」
「シナーは努力することをいとわないし、ナンバーワンであり続けるためなら何でもする覚悟があるようにも見える。私はそういう姿勢が好きだ。彼を指導できたら素晴らしい経験になるだろう」
フェレーロ氏はアルカラスがエリート街道を歩みだした頃から同選手を指導し、6度の四大大会優勝を含む24タイトル獲得に貢献した。それだけに、今回の発言は大きな驚きをもって受け止められている。一方で、かつての教え子への思いは今も変わっていないようだ。
「私はカルロスの攻撃的でありながら常に笑顔を忘れないコート上での姿勢が好きだった。彼が15歳だった頃から指導し、自分でも想像していなかったレベルに到達する姿を目の当たりにしてきた。彼と一緒にいると、常にこのスポーツの歴史を作っているという感覚すらあった。このことを話すと色々な記憶がよみがえるし、少し寂しさも感じる」
それでも同氏は改めて「私は元気にやっている」と強調し、「カルロスに対しては、自分ができることを全てやれたと思う」ともコメント。今ではアルカラスとほとんど連絡を取っていないことも明かした。
「彼が全豪オープン(四大大会)とドーハ(カタール/ATP500)で優勝した時にはメッセージを送ったし、手首を負傷した時にも話をした。でも連絡を取ったのはそのくらいだ。お互いが新たなスタートを切るには、時間と距離が必要だった」
果たしてシナーとのタッグは実現するのか。それともアルカラスと再び手を組むことがあるのか。あるいは別のトップ選手と……? 名将の今後の動向に注目が集まる。
文●中村光佑
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